©2025『(LOVE SONG)』製作委員会

10月31日より公開となる森崎ウィンさんと向井康二(Snow Man)さんがW主演を務める映画『(LOVE SONG)』。

物語は、大学生のときに突然、自分の前から消えてしまった初恋相手のカイ(向井)のことを忘れられずにいたソウタ(森崎)が、海外赴任先のタイでカイと再会を果たすところから始まります。

お互いに相手を想うがゆえにすれ違う二人の恋愛模様は、トキメキと切なさに溢れ、最後まで見逃せない展開となっています。

今作が初共演となった森崎さんと向井さん。お互いへの信頼感を持って臨んだことが伺える撮影の裏話や、それぞれの役に対する印象などを和気あいあいとした雰囲気の中で語っていただきました。

フォトギャラリー【森崎ウィン&向井康二(Snow Man)】映画『(LOVE SONG)』場面写真をさらに見る

「飛び込めるな」という安心感を与えてくれました

©2025『(LOVE SONG)』製作委員会

――それぞれ演じられた役の印象を教えてください。例えば、お互いを見ていて役と重なると感じる部分はありましたか。

向井:どう? (ソウタと森崎は)全然違うよね。

森崎:僕は違う。

向井:ソウタみたいな役をやるのも初めてぐらいでしょう?

森崎:うん。(演じていて)自分でもちょっとソワソワした(笑)。

向井:見ている側としては大丈夫ですけど、自分としては、自分じゃないからね。

森崎:そうそう。カイとコウちゃん(向井)は、コウちゃんは無口でもないし、コミュニケーション能力も高いから違うと思うんですけど、似ている部分と言えば、向井康二がカイを演じるためにワンカットにかける集中力と、カイがカメラとか、音楽とか、自分が好きなものに入っていく集中力かなと。そういうシーンはカイの中にコウちゃんが垣間見られる感じがしました。僕はそのキュッと集中した瞬間が好きでした。

向井:ソウタはこれってなったらそれに気持ちが向いてしまうけど、(森崎に対して)普段、仕事をしているときとかはどう?

森崎:これって感じではあるけど、同時進行でいろんなことをやらなくちゃいけない瞬間があるから。

向井:いろんな仕事をしているからね。じゃあ、その辺もソウタとは違うか。

――ソウタってかわいいですよね。

森崎:ですよね! かわいいんです。

向井:自分で言うな(笑)。

森崎:脚本を読んだとき「できない」って思ったんです。

向井:きゅるきゅるだもんね。

森崎:僕からそんなものが生まれくるとは思えないから「どう演じよう?」と思ったんですけど、本読みのときに、カイがその場にドンっと存在してくれたから、「あっ、僕は飛び込んでいいんだ」と。ちょっと甘えさせてもらおうと思いました。

向井:カイはあの感じ以外できないから。

森崎:カイは言葉数が少ないし、スローで撮る場面も多かったから、表情とか、目線とか、ちょっとした動きがすごく大事になってくるし、コウちゃんはそういう表現力が豊かなんですけど、ソウタとしてはその表情をアップで見ることはできないんです。

だから僕は隣にいるときの歩き方とか、姿からビシビシ受け取っていました。カイとソウタが久々に出会って一緒に歩いているときに見えた背中とか。僕はもらえるものがたくさんありました。

あとは声ですね。たまにしゃべるときの声のトーンとかが、「飛び込めるな」という安心感を与えてくれました。

向井:それはお互いさまです。