リンカーンを動かしたオーディオアニマトロニクス
これら万博に提供したパビリオンで用いられたのが、当時最新のオーディオアニマトロニクスでした。
人間の口の動きに合わせて音声が流れ、表情も変化するという、当時考えられなかった最新技術。
特に「リンカーン大統領との偉大なひととき」では、目の前にリンカーン大統領が立って演説しているかのような光景に多くの人が詰めかけました。
「魅惑のチキルーム」で生まれたディズニーの代表的な発明であるオーディオアニマトロニクス。この技術の進化が人々に更なる未来を見せた瞬間でした。
■参考記事
ウォルト・ディズニーの遺産「オーディオアニマトロニクス」が使われているアトラクション4つ
ウエスタンリバー鉄道にも受け継がれている
「マジック・スカイウェイ」はフォードの車に乗って人類の歴史をたどるアトラクションでした。
これは後に古代のパートだけが移設され、ディズニーランド鉄道の1シーンに組み込まれました。
これは東京ディズニーランドの「ウエスタンリバー鉄道」にも受け継がれ、最後の恐竜シーンとして今でも残っています。
There's a Great Big Beautiful Tomorrow
「プログレス・ランド」は「カルーセル・オブ・プログレス」としてディズニーランドのトゥモローランドに移設されました。
このテーマソングが、シャーマン兄弟作曲の「There's a Great Big Beautiful Tomorrow」です。
ウォルトのことを歌ったとも言われるこの曲。常に明るい未来を見ていた彼の精神が歌詞に現れています。
ぜひ一度この曲を聴いてみてください。
このメロディは東京ディズニーランドのトゥモローランド エリアミュージックにも使われています。
ウォルトの未来への希望は東京ディズニーランドでも味わえます。
映画『トゥモローランド』が見せる新しい世界。そこには何十年たっても色あせないディズニーランドの魅力と繋がるものがあります。
■トゥモローランド
2015年6月6日ロードショー(公開中)