舞台「トリッパー遊園地」の制作発表記者会見が15日、東京都内で行われ、出演者の河合郁人(A.B.C-Z)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、惣田紗莉渚(SKE48)、純名里沙、いしのようこ、渋谷天笑、榎木孝明が出席した。
本作は、現代から戦時中へタイムトリップした男と、彼がそこで出会う人々の物語。
廃れた遊園地の経営改革に乗り出す中、思わぬタイムトリップをすることになる主人公を演じる河合は、今回が単独初主演舞台。「座長としてしっかり引っ張っていけたら。自分の成長した部分をしっかりと見せていきたい」と語った。
一方、物語の鍵となる1944年の遊園地の従業員を演じる辰巳は、河合とは久々の共演だといい、「思い出に残る単独主演となるよう、僕も力添えができたら」と語った。
2人は過去に約2年間、同居していたこともあり、気心が知れた仲。「どちらから別れを切り出した?」という質問には、河合が手を挙げ「僕の部屋の方が狭くて。クローゼットもなくてちょっと苦しくなってしまって…」と明かして笑わせた。
会場となる「新橋演舞場」は、2人が「滝沢歌舞伎」に出演した“思い出の地”。滝沢秀明は今年から裏方に回ったが、「舞台のことを伝えた?」と聞かれた河合は「一応、お話をしたところ、『そうなんだ』とあっさりだった。『演舞場でやったことなかったっけ?』と言われたけど、それ戸塚(祥太)なんですよ」と苦笑い。
滝沢は、本作の後に同所で上演される「滝沢歌舞伎ZERO」を手掛けているため「今は(主演の)Snow Manに集中していると思う」と河合は語ったが、辰巳は「来てもらえるようにこれからしつこく連絡したい」と言葉に力を込めた。
また「戻りたい過去」について聞かれた河合は「10代のころに、少年隊さんの舞台『ウエスト・サイド・ストーリー』のオーディションを受けたのですが、緊張し過ぎて普段できる踊りも歌もできなかった。そのとき、ジャニー(喜多川)さんに、『ユーを呼んだのは失敗だったよ』と言われすごくショックだったので、もう一度そのときに戻って全力を出したい」と笑わせた。
舞台は3月15日~23日、都内・新橋演舞場で上演。