ソフマップとキングソフトが中古PCにOfficeを標準搭載するために連携した

ソフマップは1月31日、東京・秋葉原で会見を開き、キングソフトが提供するオフィスソフト「WPS Office」を、2月1日から販売する中古Windows PCの全てに搭載すると発表した。

「WPS Office」は、文書作成や表計算、スライド作成などで「Microsoft Office」と高い互換性を持ち、日本国内で累計800万以上のライセンスを発行している。UIはMicrosoft Officeに近づき、バージョンも選べる。また、一度購入すれば、追加費用なしで永続利用できる。

発表会に登壇した、ソフマップの渡辺武志代表取締役社長は、「これまで、中古品にはMicrosoft Officeを標準搭載できなかったが、求める声は多かった。さらに、これからプログラミング教育が活性化する中で、子どもの最初のPCとして中古品が選択肢にあがる。そこではOfficeが欠かせないと考えた。互換性が高く買い切り型のWPSならバンドルできるので、今回アライアンスを組んだ」と経緯を説明する。

これを受けて、キングソフトの馮達代表取締役社長は、「データの互換性だけでなく、操作性も近づけているので、Microsoft Officeに慣れた人でも使いやすい。ユーザーの声を聞いて定期的にアップデートしているので、安心して使ってほしい。若い人にも使っていただきたいので、イメージキャラクターにはアイドルグループ『LiT』のメンバーである田中えれなさんを起用した」とコメントした。

WPS Office イメージキャラクターで、アイドルユニットLiTの田中えれなさんは、「WPS Officeが若い方や女性にも使いやすいOfficeソフトであることを伝えたい。もっと多くの方に知られるよう、頑張ってPRしていく」と意気込みを語った。

ソフマップは、2018年11月28日に公式通販の中古専門サイト「リコレ!」をオープンしている。ソフマップ全店と「リコレ!」の在庫約3万3000アイテムの一覧が可能で、中古品の税別価格は9980円からと格安。「初期不良サポート」や「長期保証プラン」を用意したほか、全品にWPS Officeをバンドルすることで、消費者が安心して購入できる環境を整えている。

WPS Officeは、NECリフレッシュPC、Windows VISTA以前の搭載PC、ジャンク品以外のPCにバンドルする。対象商品の購入者のうち、先着5000人にWPS Officeのオフィシャルガイドブック(非売品)をプレゼントする。

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