日本文学振興会が主催する第153回芥川賞、直木賞の選考会が16日、東京都内で開かれ、お笑いコンビ、ピースの又吉直樹の「火花」が芥川賞を受賞した。
今年1月、「文學界」2月号に掲載されたときから話題となり、同誌を史上初の大増刷へと導いたという「火花」。単行本は現在64万部を発行、売れない芸人・徳永と師として仰ぐべき先輩・神谷が、笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩む魂の交流を描く。
又吉と同じくよしもとクリエイティブエージェンシーに所属する芸人からは、お祝いのコメントが寄せられた。桂文枝は「『火花』を読んで感動しました。本当によかったです。私も創作落語を250作以上作りましたが、又吉くんは才能にあふれています。漫才師でこんなに文才がある人はよしもと100年の歴史でも初めてではないかと思います」として、「今後は創作落語を書いてほしいですね。『火花』は落語にしにくいです(笑)」と期待を寄せた。
コンビを組む綾部祐二は「大先生、芥川賞おめでとうございます。これで本格的にアシスタントになる覚悟ができました。これからも宜しくお願い致します」と述べた。
また、又吉と同居生活を送っているパンサーの向井慧は「又吉さんと出会って8年程、僕の中で又吉さんは、尊敬する先輩でありながら、友達のような感覚もあり、最近ではお父さんというよりもお母さんのような存在です。あまりに距離が近すぎて忘れそうになりますが、あらためてすごい人だったんだと思い出させていただきました」と賞賛。もう一人の同居人、ジューシーズの児玉智洋も「おめでとうございます。今夜はすき焼き作って待ってるね」とコメントした。
ほか、芥川賞には羽田圭介氏の「スクラップ・アンド・ビルド」、直木賞には 東山彰良氏の「流」が決定した。
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