ミュージカル「SONG WRITERS」が20日に開幕。それに先立ち東京都内でお披露目取材が行われ、出演者の屋良朝幸、中川晃教、島袋寛子、武田真治が登壇した。
本作は、作詞家の森雪之丞氏が脚本・作詞・音楽プロデュースを担当し、俳優の岸谷五朗が演出を手掛けるオリジナルミュージカル。好評だった2013年の初演メンバーが今回、再び顔をそろえる。
ブロードウェーを舞台に描く本作で、自信過剰の作詞家エディを再び演じる屋良は、稽古を振り返り「前回やったところぐらいまで(のレベルに)はいけるけど、それ以上のところにいきたいのでさらなるブラッシュアップが必要だった」と語った。
また「前回よりもさらにエネルギーが詰まった作品になった。この夏はぜひこの舞台で楽しんで」とアピールした。
相方となる気弱な作曲家ピーター役の中川について、屋良は「同年代だけどエンターテインメントの世界ではお兄さん的な存在。あっきーには今回もすごく引っ張ってもらった」と感謝を述べた。
対する中川も「初演の時は、幼なじみという設定ながら、どうしても“初めまして”の部分があった。1年半という時間を掛けて、彼の素の部分、ひたむきで真面目な一面も知った。何よりもカンパニーを愛しながらまい進していくその姿に寄り添うだけで、自然と彼が幼なじみだと感じられるようになった」と心境の変化を語った。
二人の“熱々ぶり”を見たリポーターからは「見詰め合うシーンも多いですよね…」と意味深な質問も。屋良は「誤解だけはしないで」と慌てながら「一線? それは超えていませんよ」と否定して、笑いを誘った。
一方、音楽ディレクター、ニック役の武田が仕掛けるアドリブに苦労しているという屋良は「武田さんは怪獣。ちゃんと心構えをしていないと、本当に突拍子もないことをし出すので」と苦笑い。
武田は「ここでは最年長なので、ほかのカンパニーでは許されないようなこともします」と語ったが、島袋から「私にお弁当のお肉を分けてくれたりする」と意外な一面を明かされ、「役名が“ニック”だけに…」と返すのが精いっぱいだった。
舞台は20日~8月9日、都内、日比谷シアタークリエで上演。