Sexy ZoneとA.B.C-Zが出演するイベント「Summer Paradise in TDC」の菊池風磨ソロ公演「風 is a Doll?」が5日、東京ドームシティホールで行われた。

 「Summer Paradise in TDC」はSexy ZoneとA.B.C-Zによるイベントで、それぞれのグループ公演のほか、菊池風磨、中島健人、佐藤勝利、そしてA.B.C-Z橋本良亮のソロ公演が行われ、1カ月43公演、10万人以上の動員を予定している。

 ソロ公演のトップバッターをつとめた菊池は、初めてのソロメイン公演で演出も担当したが、今回のテーマは「怪盗団」。公演タイトルにもなっている「風 is a Doll?」という怪盗団にふんするのは、菊池、ジャニーズJr.の安井謙太郎、森田美勇人(みゅうと)、真田佑馬、田中樹(じゅり)、半澤暁、萩谷慧悟、増田良の8人。パフォーマンスで観客の“恋する心”を盗んでしまう…というコンセプトだ。 

 今回のために書き下ろした菊池作詞の「Hello」など全7曲のオリジナル曲のほか、TOKIOやV6、嵐、KAT-TUNなどジャニーズ事務所の先輩の楽曲をパフォーマンス。ラップやバンド演奏でもファンを沸かせた。また、本格的なコントも披露。息の合ったやりとりに、会場は大いに盛り上がった。

 終演後、菊池は「最高でした。ソロコンサートはやったことがなかったので、不安な部分もありましたが、ここまで会場が一体になったことがすごくうれしい。ステージと客席との相乗効果が生まれていた」と充実した表情で語った。

 公演テーマについては「風(Who)is a Doll?という少し挑発的なテーマですが、社会に出る若者の気持ちを代弁できたら、と。自分も真ん中を走ってきたタイプではないので」と解説。報道陣から「ファンのハートを盗みましたね」と言われると「本当ですか? そういうの慣れてないので…」と照れ笑いを浮かべていた。

 「自分が作詞した曲を客席のみんなが歌ってくれるとうれしい。ステージの仲間も観客も笑顔で、本当にウルッときます。毎回泣きそうになってる」と菊池。この後は中島、佐藤のソロ公演、そしてグループでの公演が控えるが、「また一回り二回り違う自分になっているかな、とは思っています。今回みんなが僕をちょっとずつ大きくしてくれたので、グループにどうフィードバックできるかは自分次第。(別のイベントに出演中の)松島(聡)とマリウスも頑張っているので、全員が成長したときにすごいパワーになるんじゃないかな」と初のソロ公演の手応えとさらなる活躍を誓った。