映画『at HOME アットホーム』公開直前トークイベント付き試写会が20日、東京都内で行われ、出演者の千原せいじ、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)と主演を務める竹野内豊がスペシャルゲストとして出席した。
この作品は、犯罪で生計を立てる血のつながらない偽装家族が、母親の監禁と誘拐という人生の岐路に立たされてなお、幸せを守ろうと奮闘する父親をはじめとする家族のきずなを描く。
せいじは村本に対して「いま思い出した、お前現場で松雪さんをナンパしてたやろ。松雪さんから『どうしましょうお兄ちゃん』って言われた」と切り出し、村本は「相談されたんですか?」と驚愕の表情を見せた。先日の舞台あいさつでは村本自ら共演した松雪泰子を食事に誘って盛大に振られたと話していたが、せいじは「誘い方が下心丸出しで松雪さんが恐怖におびえていた」とクレームを出した。
サプライズゲストとして客席後方から登場した竹野内への大きな歓声に、村本は「我々の前座感が半端ない」と驚いた様子だったが竹野内は、不動産王の息子を演じた村本の初演技について「初めてとは思えない。ちょっと不気味でしたよね。本当に何を考えているか分からない」と絶賛した。
役づくりとして「ストーカーをやられていると聞いて……」とつぶやいた竹野内に、村本は「やっているんじゃなくてやられたんですよ」と慌てて訂正して笑わせた。せいじも村本のストーカー被害を「嫌なの? なんで訴えたの?」と興味津々。村本は「過激なファンとかじゃないんです。ちょっと変わっていて、夜中に狐のお面をかぶってやってきて家の周りをカメラで撮っていたんです」と被害を説明していた。
さらに、竹野内から松雪へのナンパ事件について「本番直前に食事に誘ったと聞きましたが、若干作ったところもあるんですか?」と素朴な疑問を投げかけると、村本は「何が好きかリサーチして会話をして、クランクアップの後に誘ったんです。マネジャーがいない隙がそこしかなかった」と正直に明かし、「芸人は夢も見たらいけないのか、恋もしたらいけないのか」と肩を落とした。
映画は8月22日から全国ロードショー。