舞台「ABC座 2015」の初日前取材が6日、東京都内の日生劇場で行われ、出演者のA.B.C-Z、曾我泰久、演出の錦織一清ほかが出席した。
「ABC座」は、A.B.C-Zが2012年のDVDデビューと同時に旗揚げした演劇ユニットで、毎年、日生劇場で1カ月のロングラン公演を行っている。
今回は2部制。1部で錦織が演出を手掛けた新作舞台「サンズ・オブ・ザ・マッシュルーム」を上演し、2部はジャニー喜多川氏監修の「We Love A.B.C-Z」と題されたエンターテインメントショーになっている。
河合郁人は「仕上がりはばっちり。2部制で一つの舞台で二つ楽しめるお得感があると思います」と自信をみせた。
錦織が手掛けた舞台では、A.B.C-Zはバンド「プラネッツ」として登場。ザ・ビートルズの来日に沸く1966年の東京にタイムスリップし、音楽担当でもある曾我演じる謎のバンドマンと出会いスターダムを駆け上がっていく。
錦織は「橋本(良亮)の役は、キスマイだと藤ヶ谷(太輔)みたいな感じ。僕がこれをやらせたい、というよりも5人の個性が強いから5人に(脚本を)書かせてもらった」と後輩をたたえた。
5人はロックバンドに初挑戦し、橋本がギター&ボーカル、五関晃一がキーボード、戸塚祥太がリードギター、河合がドラム、塚田僚一がベースギターを担当する。
曾我は「みんな楽器に対して真面目で覚えが早い。でも塚ちゃんのコーラスは本番がちょっと心配」とぽろり。塚田は「1人だと大丈夫なんですけど、バンドってグルーヴを合わせることが大事。もっと4人に合わせてと言われました」と続けると、メンバーは思わず苦笑いを浮かべた。
メンバーを代表し河合が「5人のバンドも見てほしいし、1幕では友情や男の熱い部分が見られると思う」と見どころをアピール。「みんなかっこいい。俺を筆頭に!」と続け、五関に「(役柄で)リーダーだからね」と補足されていた。
また、会見の最後には、先日発売したグループ初のCDシングルでランキング1位を獲得し、DVDシングル、CDアルバムに続いて3冠となったことを祝して報道陣から花束が贈られた。
橋本は「ランキングのサイトを5分に1回見てたくらい、気になっていた。これからも頑張っていきたい」と笑顔でコメント。塚田はCDショップに実際に足を運んだといい「店内にあった等身大パネルと一緒に写真を撮りました!」と笑わせた。
舞台は7~28日、都内、日生劇場で上演。