「幽霊の方にもぜひ朗読劇を見てほしい」と語った高橋みなみ

 リーディングシアター「アドレナリンの夜」の囲み取材および公開ゲネプロが6日、東京都内で行われ、出演するAKB48の高橋みなみ、谷口めぐ、西野未姫、NMB48の小谷里歩、HKT48の森保まどかと演出を手掛ける堤幸彦氏が出席した。

 AKB48グループのメンバー総勢90人が日替わりで出演する本作は、ラジオドラマとして人気を博した秋元康氏企画、原作の同名ホラーストーリーズにオリジナルストーリーを加えて初めて舞台化された。

 初日公演を控えて大きな壁にぶち当たっているという小谷は「京都出身なので標準語のイントネーションが大変難しい」と首をひねったほか、リーディングと映像ギミックによる恐怖演出について「一番の壁は私が怖いものが嫌いということ。いただいた(見本の)DVDも怖くて5秒で電源を落としましたし、ほかのメンバーを見ようと客席に座ったけど怖過ぎてまた5秒で会場を出ました。壁をぶち壊しまくって本番を迎えたい」と笑わせた。

 霊感の有無を問われた高橋は「見えるか見えないかと言ったら見える方です。先ほどのリハーサルでも私のところで音響トラブルがあって、堤さんから『来たよ、来ているよ!』とかなりビビらされてしまった」と振り返り、「本番でもああいう事になってしまったら普通の顔をしていないといけないので、幽霊の方にもぜひ朗読劇を見てほしいです」と懇願した。

 また、卒業を控える心境については「AKB48もあと2カ月という時に、初めてできることに出会えて良かった。1回が本番であり千秋楽なので、失敗したら一生引きずるというのもあって気を引き締めていきたい」と語った。

 注目メンバーは「最後の方に出る小嶋陽菜さん。気持ちを込めて台本を読むことができないのではないか、最後にやってしまうのではないかという気持ちがある中、10年やっている1期生として“女優、小嶋陽菜”が見られるのかと楽しみでもあります」と期待を寄せた。

 舞台は6~13日に都内、Zeppブルーシアター六本木で上演。