7キロの増量を明かした上白石萌歌

 NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の新たな出演者発表&スタジオ取材会が24日、東京都内で行われた。新キャストとして、斎藤工、林遣都、三浦貴大、大東駿介、皆川猿時、上白石萌歌、トータス松本が、第2部の主人公・田畑政治を演じる阿部サダヲと共に登場した。

 日本人女性初の金メダリストで、“伝説のスイマー”前畑秀子役の上白石は、「撮影3カ月前からトレーニングに入りました」と告白。水泳自体は「小さい頃に2年ぐらい習っていた」というが、「体形に説得力を持たせるために7キロ増量したり、ただの増量でなくて、筋トレしたり…。夜中にナポリタンを食べたりと楽しかったです」と笑顔で振り返った。水中特訓と並行して陸上トレーニングに励んだことも報告。「日サロにも行った」と明かし「前畑さんとしてうそなく生きられるように頑張りました」と胸を張った。

 日本人初のオリンピック連覇者・鶴田義行役の大東は、撮影前は「スタッフさんが引くぐらい、全く泳げなかった」と苦笑。全体稽古では間に合わず、個人稽古を積んだといい「最終的にはみんなとレースができるぐらいに泳げるようになった。全国の子どもたちに言いたい。おじさんにもできるんだから、できないことなんてない。プールに行こう。おじさんが保証する」と呼び掛けた。

 日本代表水泳監督・松沢一鶴役の皆川は、以前よりほっそりした体形で登場。「役作りで痩せろと言われました」と“20キロの減量”に挑んだことを明かし、「近所では『皆川さんのお父さんはご病気かしら』とうわさが立ったけど、やっと病気でないと分かってもらえるのでうれしい」と笑わせた。

 このほか、松本が、伝説の実況「前畑、ガンバレ!」で知られるNHKスポーツアナウンサーの河西三省役で出演。斎藤は、日本のクロールの第一人者・高石勝男役、林は1932年ロサンゼルス五輪銅メダリストの大横田勉役、三浦は同五輪アシスタント・コーチの野田一雄役で出演する。