10月の一大イベント、ハロウィンが迫ってきましたね! ここ数年で日本でも一気にメジャーイベントとなったハロウィン。今では仮装をして楽しむことがメインのようなイベントになっていますが、そもそも秋の収穫を祝うお祭りなのに、なぜ仮装をするのか不思議ではありませんか?
今回は、人気占星術研究家・鏡リュウジさんが、Dlifeの番組『ジャパカル』のエンタメ情報コーナー『ジャパタメ』で語った、もっとハロウィンが楽しめるようになる、興味深いお話をご紹介します。ゲストのモデル・道端カレンさんも驚いた、ハロウィンのあまり知られていないお話が続々!
さらに、『ジャパタメ』特別企画「今週の運トレ~願いが叶う魔法のひととき~」と題して、ご自身のサイトで「月のセラピー」を連載されている鏡さんが、9月のスーパームーンに引き続き、10月の月の楽しみ方も教えてくれました!
ハロウィンの夜には不思議な事が起こる!?
ハロウィンは仮装して楽しむイベントとして、日本でも定着してきましたよね。道端さんもお友達やお子さんと一緒に仮装をして楽しむそう。小学生の息子さんが、「これを注文して!」と自分でコスチュームを選んでねだってくるのだとか!
去年のハロウィンは道端さん自身も白雪姫のコスチュームでレストランに行って楽しんだそうです。「白雪姫姿でごはんを食べていたら注目を浴びました」と笑う道端さんですが、スタイル抜群の白雪姫がレストランにいたら、ビックリして2度見しちゃうと思います(笑)。
しかし、ハロウィンは外国のお祭りなので、どうして仮装をするのか、なんで10月31日なのかなど、よく知らない人も多いのではないでしょうか?
鏡さんによると、元々ハロウィンは「All Hallow's Eve(オール・ハローズ・イブ)」といって、キリスト教に取り入れられていますが、元来はヨーロッパの先住民族ケルト人のお正月の前夜祭的なイベントだったそう。この時に、目に見えない世界のものがこちらにやってくると考えられていたんです。キリスト教時代になっても死者たちとゆかりの深い日となっています。
ヨーロッパは日本よりずっと緯度が高く、日本だと四季が均等に分かれていますが、緯度が高いと、昼が長い夏の季節と夜が長い冬の季節のコントラストがハッキリしてきます。10月の終わりから11月の始めというのが、まさに夜の長い冬の季節の始まり。
そのちょうど闇夜に包まれる時間が長くなるハロウィンの時期に、見えない世界とこの世界の境界線が薄まるため、向こうの世界からおばけや魔女、妖精などがやってくると言われるようになったんです。だからハロウィンの夜には、不思議なことが起こるとも言われているそうですよ。
また、少し残酷な話ですが、ヨーロッパの厳しい冬を越すために、保存食を作るのもこの頃でした。たくさんの家畜を塩漬けにしてソーセージにするため、多くの魂がこちらの世界から目に見えない死者の世界に行きます。それでバランスをとるために、あちらの世界の魂たちがこちらにやってくる、「死者のお祭り」という考えもあると言います。
鏡さんのお話で、なぜお祭りなのに華やかな格好ではなく、おばけの格好をするのか、少しわかったのではないでしょうか? 現在は可愛いキャラクターや華やかな仮装をする人も多いですが、ハロウィンの元々の考え方に基づいた、魔女やおばけの仮装で楽しむのもいいかもしれませんね!