アパレルブランド「グローバルワーク」の秋冬コレクション発表会が15日、東京都内で行われ、CMキャラクターを務める長澤まさみと大沢たかお、CM楽曲を手掛けた秦基博が登場した。
カナダ・バンクーバーで撮影された新CMは、大沢と長澤が“ESCAPE”をテーマに、世界中でさまざまな出会いを経て「自分の立ち位置を見つめ直し、自分自身のために少し立ち止まって、違う世界に触れる」ことを表現している。
この“ESCAPE”にちなみ、逃避行にまつわるエピソードを聞かれた2人。「何年か前に僕が連続ドラマを休んでいた時期があった」と切り出した大沢は「半年ぐらい休みをもらって何か見つかるかな?と海外に行った。そこでたまたまジョギングをしていたときに、秦さんの音楽を聞いていてハッとして、もう1回日本で頑張ってみようと思って(日本に)戻った記憶がある」と告白。
大沢は「そういう意味ではエスケープだった」と笑いながら「実は自分の一番近いところに(探していた)その輝きがあったなと思って。その時は秦さんを存じあげなかったのですが、戻ってきて(感謝の気持ちを秦さんに)伝えさせていただきました」と不思議な縁を明かした。
一方の長澤は「うーん、これが自分にとってのエスケープだったなという経験がなくて…。割りと真っ向勝負なところがあるので、いま“その途中”“その中”にいるかもしれないです」とコメント。「プレッシャーの中での仕事にどう向き合う?」という問いには「逃げないことかなと思います。だからこそ迷いを知るし、前に進める。やっぱり自分と向き合うことが多い仕事なので」と自身のスタンスを明かした。
このほか会場では、秦のギター伴奏の下、長澤がCMソング「Sally」の歌詞の朗読に挑戦。「隣から『歌っちゃえ』って、先輩(大沢)がイジってくるんです」と苦笑いで明かした長澤は「朗読の練習しかしていませんから」とこれを拒否。「後ろで踊ってくれてもいいですよ」と大沢に反撃し、笑いを誘っていた。