大学の学長を演じる千葉真一

 舞台「BIOHAZARD THE STAGE」の公開舞台稽古の取材が22日、東京都内で行われ、出演者の矢崎広、栗山航、中村誠治郎、倉持明日香、千葉真一ほかが登場した。

 世界中で人気を誇るゲーム「BIOHAZARD」シリーズをモチーフとしたこの舞台。物語は西オーストラリアの大学で突如起こったバイオテロ事件を軸に展開する。

 主人公の青年・タイラー役を演じる矢崎は「制作発表から今日まであっという間。ついにここまで来たなという期待と不安、高揚感でいっぱいです」とあいさつ。

 一方、大学の学長を演じる千葉は「彼らはずっと稽古をしていたけど、僕は途中から入ったもんだから稽古不足。普通は1カ月ぐらいやるけど1週間ぐらいしかやっていない。まだせりふ入っていないもん」と反省気味に明かした。

 こんなことは長い役者人生で「初めて」という千葉。「まあ精いっぱいやってみたいと思います。本当は客席で見たい」と語ったが、矢崎からは「千葉さんが稽古場にいてくださるだけで気が引き締まる。非常に心強い存在」と厚い信頼を寄せられ、「本当にそんなこと思ってる?」と照れ笑いを浮かべた。

 またAKB48卒業後、これが初の舞台出演となるヒロイン役の倉持は「初日というのは人生で何度も迎えていますが、こうしてまた皆さんの前に立てる日がこんなに早く来るとは…」と感激の面持ち。

 日本を代表する俳優・千葉との共演について「最初お名前を見た時はびっくりして、すぐ父に伝えました」と大喜びで、絡みのシーンはないものの「アクション指導をしていただきました」と報告。千葉も「(演技は)うまいうまい。僕が直すところは何もない。」と太鼓判を押していた。

 一方、54歳下の女子大生との交際や、妻との離婚調停を報じられている千葉。「一部雑誌に報道されていた方は見に来られるんですか?」という報道陣の問い掛けには「初日の舞台前にそんなバカな質問しないでよ。こっちは緊張してるんだから」と顔をしかめて一蹴。「ハハハ」と苦笑いしながら「もう(頭の中は)今は芝居のことだけです。それ以上は考えさせないで。一生懸命頑張ります」と足早に会場を後にした。

 舞台は22日~11月1日、都内のEX THEATER ROPPONGIで上演。