ソーシャルゲームが話題なのは言うまでもないけど、じゃあどういうことになってるのかっていうと、なかなか知らない人も多い。
何千万という単位の人が遊んでいるけど、逆にそれぐらい触れたことがない人もいるわけだしね。ニュースでのソーシャルゲームは、「課金で破産」「出会い系の温床」など、その闇部分がクローズアップされがちなのでそういうイメージが強い人も多いとも思う。
人気漫画のワンピースや、30代以上もターゲットにした「ガンダム」「ビックリマン」をテーマにしたキャラものソーシャルゲームが次々開発され、ちょっと意外なところでは「ガメラ」なんかも出ているし、超メジャーキャラであるディズニーのソーシャルゲームもつい先日スタートした。
キャラもの以外のテーマでも、「暴走族のナワバリ争い」や「キャバクラ嬢の出世」など、ゲーム機を買ってゲームを遊ぶような人以外の、たくさんの人の興味に合わせた、さまざまなソーシャルゲームが、ありとあらゆる形で作られている。
オンラインゲーム、フリーミアム、カジュアルゲーム…さまざまなジャンル名があるが、最近よく言われている「ソーシャルゲーム」は、概ね以下のような感じでいいだろう。
ソーシャルゲーム=ソーシャルネットワーク(SNS。Facebookやmixi、グリーやモバゲーもそういうプラットフォーム)の中で動くオンラインゲームで、基本無料。同じゲームで遊ぶ人同士での協力やアイテムの交換などが可能で、アイテムに有料のものがあったりする。
そんな感じです。内容はゲームによっていろいろで、カードゲームバトルや街づくり、RPGやパズルゲームまで。お気づきの通り、ソーシャルゲームがいろいろ出ているというより、今までのゲームが次々にソーシャルゲーム形式(オンラインで動いて基本無料、プレイヤー間のやりとりがある)になってきている、という感じですよね。
細かい例外もあるし、この5年間、すごい勢いでソーシャルゲーム周辺は変化につぐ変化を繰り返している。あまり神経質にならずに「なんとなくこういうもの」という感じでとらえるのがいいかもしれない。
さて世を騒がせているソーシャルゲーム、かなり儲かっていることは事実で、その多くは「ガチャ」というシステムに頼っている。ゲーム中で使用するカードやなんかがくじ引きのように引けて、そのカードをゲーム中で戦ったりするキャラとして使うなど、そういう感じ。もちろんガチャシステムさえあれば儲かるようなものでもなく、どのゲームもデザインやシステム、シナリオやチュートリアルなど、みんなが熱中出来るように手間がかかっている。
ガチャがあってカードを集めるようなソーシャルゲームだけで、もう星の数ほどある。野球やサッカーなどのスポーツものでは「FIFAワールドクラスサッカー」など、実在選手の写真カードで自分の好きなチームを作るゲームが人気。前述したアニメ作品などのソーシャルゲーム化では、「スターウォーズ」や「極道の妻たち」、「かりあげクン」まである。「かりあげクン~カードでイタズラ大作戦~」(携帯のみ)だ。すごいでしょ。ファミコンがブームになったときも何でもゲーム化された記憶と重なりますね。
他にも恋愛もの、ファンタジーものは多く、根強い人気を誇っている。戦国時代や三国志をテーマにしたものは相当人気で、これは日本ならではなのかもしれない。数が多すぎて、くのいち忍者しか出てこない「電撃!!妖艶くのいち」(携帯のみ)みたいな極端な進化を遂げたゲームも多く、すごいガラパゴス状態だ。
戦国もので面白かったのが、「信長の野望」のコーエーテクモゲームスが提供している「のぶニャがの野望」。信長の野望の武将が、全部ネコになったようなゲームだ。名前も「織田のぶニャが」「とよとミー秀吉」「ニャオえ兼続」など、ネコ的な名前に変わっている。「ちょうソマリ元親」(長宗我部元親)など、ネコの品種名まで使って段々苦しくなっていき、「伊達まシャムね」などキレイにキマった武将に出会えた時の不思議な感動が。一応ちゃんと元になった武将のデータも入ってる。
このような感じで大流行のソーシャルゲームについてレポートしていきたいと思いますのでどうぞよろしくおねがいします!
次回へつづく
【関連サイト】
・ソーシャルゲーム-ウィキペディア
・なぜ? ソーシャルゲームでお金を払う理由-All About
・ソーシャルゲーム満足度ランキング(GREE)
・ソーシャルゲーム満足度ランキング(mobage)