2015年11月6日、7日、8日、東京ディズニーリゾートではディズニーファンイベント「D23 Expo Japan 2015」が開催。
舞浜アンフィシアターでは、2015年11月8日(日)、ディズニー・キャラクター・ボイス・インターナショナルのリック・デンプシー(Rick Dempsey)氏によるプレゼンテーション「“ディズニー吹き替えの秘密” 〜白雪からアナ雪まで〜」が行なわれました。
サプライズゲストとして、『アナと雪の女王』エルサ役の松たか子さんも登場した今回のプレゼンテーションの様子を紹介します。
ウォルトの声へのこだわり
プレゼンテーションでは、『Mr. Mouse Takes a Trip(ミッキーの汽車旅行)』のアフレコをするウォルト・ディズニー(ミッキーマウス役)とビリー・ブレッチャー(ピート役)の映像が上映されました。
2013年に行なわれた前回のD23 Expo Japanでも上映されたこの映像からは、ミッキーマウスの声優も自身で担当するほど、キャラクターボイスへのこだわりが強いウォルト・ディズニーの姿が映しだされています。
プリンセスのキャラクターボイス
今回のプレゼンテーションで、最も重きを置かれていたのが、ディズニー初の長編アニメーション『白雪姫』から『アナと雪の女王』に至るまでの、ディズニープリンセスの吹き替えの歴史です。
今回はプリンセスを担当する6人声優がゲストとして登壇されました。
- 『白雪姫』白雪姫役の小鳩くるみさん
- 『シンデレラ』シンデレラ役の鈴木より子さん
- 『リトル・マーメイド』アリエル役のすずきまゆみさん
- 『美女と野獣』ベル役の伊東えりさん
- 『アラジン』ジャスミン役の麻生かほ里さん
- 『アナと雪の女王』エルサ役の松たか子さん
いずれも現役でキャラクターを担当されている方たちで、プレゼンテーションでは実演、生歌を披露するほか、当時の思い出や作品への思いを語ってくださいました。
白雪姫は私の一生の宝物
白雪姫役の小鳩くるみさんは、幼児向け教育・音楽番組「おかあさんといっしょ」の10代目うたのおねえさん(1972年4月〜1974年3月)です。
現在は大学教授として児童文学の研究をされており、現在は白雪姫を担当する場合のみ“小鳩くるみ”としての活動をされていらっしゃいます。
白雪姫の日本語吹き替えが行なわれた1980年から、セリフと歌唱を1つの人物に依頼したいというこだわりを持っていたディズニー社。
小鳩くるみさんのクラシックではない歌い方、幼さが残る歌声が魅力的で白雪姫役に抜擢されたというお話をされておりました。