ゴーストが持っていた、愛の“赤いクリスタル”
アメリカンウォーターフロントでおこなわれた仮面舞踏会の思い出を振り返るミッキーマウスですが、ミニーはそれを覚えていません。
そしてあらわれたのは、ホテルハイタワー(タワー・オブ・テラー)の管理をするニューヨーク市保存協会の「マーク・オーメン」と「カミーラ・カーメン」。
2009年「ミステリアス・マスカレード」に登場した2人は、今も仲良く暮らしているようです。
そして、2人は不思議な仮面舞踏会へゲストを誘います。
「あなたがいつの時代のどこの国から来た方であろうと、今いるこの場所では今日は10月31日、すなわちハロウィーン。」
「そして、あなたの時計が何時を指していようと、今は夕闇迫る黄昏時。」
スクリーンには、公演当時のステージが映しだされ、たくさんの10月31日の思い出が蘇ります。
「凱旋行進曲」と共にせり上がってくるのは、呪いにかけられたドナルドダック・デイジーダック・グーフィー・チップ・デール・ミニーマウス。
そしてミッキーマウスの「今夜だけ!」にあわせて流れるダンスナンバー。
客席には、スケルトンたちが現れて、オンリートゥナイト! 一緒に踊ります。
曲の最後に「素敵な思い出をありがとう」と愛の象徴“赤いクリスタル”を、カミーラがミニーに手渡しました。
陸上で蘇ったブラヴィッシーモ!
東京ディズニーシーで描かれた愛の物語といえば、2004年から夜のメディテレーニアン・ハーバーで公演された「ブラヴィッシーモ!」です。
ハーバーでは、鉄骨と炎で火の精「プロメテオ」を、噴水で水の精「ベリッシー」を表現していましたが、本公演では火の精と水の精に扮したダンサーが登場。
「ビックバンドビート」に出演していたシンガーが歌う「Swept Away」にあわせて、ペアダンスを披露しました。
願いを叶えるまで 歩み続けよう
暗転し、メインスクリーンに映しだされたのは、東京ディズニーシーオープンからの映像。
そしてたくさんのダンサーがステージに並び、流れたのは「ディズニーシー・ニューイヤーズ・イブ・セレブレーション」の使用された楽曲「we go on」。
東京ディズニーシーでは、新たな年を迎える際に歌われる曲です。
クリスタルが繋ぐリズム
ミッキーマウス、そしてクリスタルを持ったグーフィー・ドナルド・ミニーマウスが、2011年に終了した「ミートアンドスマイル」のコスチュームで登場すると、3つのクリスタルが輝き始めます。
光がここにつれてきた! とグーフィーとドナルドが語ると、会場に鼓動が響き始めます。
… ドドン ドドン ドドン ドドン …
転調とともに、会場に響き渡るゲストの手拍子。
それに続く形で、ステージ上の出演者も手拍子をはじめます。
重なるリズム。
プルートやデイジーたちもステージに現れて、2014年に終了したハーバーショー「レジェンド・オブ・ミシカ」が、会場をひとつに包みます。