今年最も活躍し、輝き、日本中を沸かせたベストチームに贈られる「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2015」が19日、東京都内で行われ、受賞者のラグビー日本代表で東芝ブレイブルーパス所属の廣瀬俊朗選手、大野均選手ほかが出席した。
今年で8回目を迎えるこの賞では、最優秀賞に「ラグビー日本代表チーム」、優秀賞に「なでしこジャパン」、「FOVE開発チーム」、「Pepperプロジェクトチーム」、「北陸新幹線金沢開業チーム」が選ばれた。
大野選手は「われわれラグビー日本代表はワールドカップで勝つということだけを思い続けて4年間ハードワークしてきました。その結果としてW杯で3勝し、日本の皆さんに感動と勇気を与えることができて、われわれも感動しています」と喜びを語り、「日本でのW杯開催に向けて、さらに魅力的なチームとなるよう精進していきたいです」と意気込んだ。
廣瀬選手も「“イヤー”だけではなく、僕の人生において生涯のベストチームができたと思っています。試合には直接出られませんでしたが、チームを光栄に思いました。チームもますます精進していきますので、温かく見守っていただければと思います」と語った。
W杯での勝利を実感した出来事について、廣瀬選手は「行きと帰りの羽田空港の違いが象徴じゃないかと思います」と言い、「いつも応援してくれる方がいて、行きは『いつもありがとうございます』という感じだったのですが、帰りはそんなものじゃなかった。ラグビー界にとっても一番のアクセントだったのではないかというくらい」と振り返った。
また、「自身にとってのチームとは」の問いに大野選手は「一つの目標に向かって進む仲間たち」とあげ、「ラグビーは体をぶつけるスポーツなので究極のスキンシップ。自然と仲も良くなります。今回は結果を残すことというのが(目標に)ありましたが、次の2019年に向けていい4年間を作りたい」と抱負を語った。