映画『信長協奏曲』完成披露試写会“TOKYO SENGOKU COLLECTION”が7日、東京都内で行われ、出演者の小栗旬、柴咲コウ、向井理、藤ヶ谷太輔、水原希子、濱田岳、高嶋政宏、山田孝之と☆Taku Takahashi、松山博昭監督が出席した。
フジテレビ開局55周年を記念してドラマ、実写映画、アニメの3種類のメディアで一挙に描くプロジェクトの最終章となるこの作品では、現代からタイムスリップした高校生・サブロー(小栗)が織田信長として戦国時代を生きる中、ついに物語の舞台が本能寺へと移る。
舞台あいさつは「戦国時代と現代の融合」をテーマにしたファッションショー形式でスタートし、出演者が役柄に合わせたあでやかな着物姿でモデルを引き連れランウェイを歩いた。甲冑(かっちゅう)の女性たちを引き連れた小栗はランウェイの先端で口内に含んだ水を豪快に吹いて見せ、「この作品にも出演してくれている古田新太さんが劇団☆新感線のカーテンコールで必ず水を吹くのですが、それをパクらせてもらいました。ランウェイは初体験でしたが、思った以上にみんなちゃんとやっていてヤバいと思った」と明かした。
ファッションショーのトップバッターを務めた水原は「こんなに豪華なキャストの皆さんの前にトップバッターという大仕事だったのでとても緊張しました」と振り返り、演じた羽柴秀吉にちなんで4匹の猿とともにウオーキングした山田は「猿と一緒で大丈夫ですかと一応確認されたのですが、でもそれでやりたいんでしょ? と思って(OKした)」と笑わせた。
柴咲は「あまりない体験だったので楽しかったです。後ろでみんなのパフォーマンスを見ているのも楽しかった」と共演者のモデルぶりを楽しんでいたといい、ひときわ客席からの歓声を集めた前田利家役の藤ヶ谷は「前田利家は歌舞伎者ということで、着物にピンクを。あと靴と帯をレザーにしてみました」と衣装のポイントを語った。
また、主人公が戦国時代にタイムスリップする物語にちなみ、もし自身がタイムスリップしたらと問われた小栗は「多分3日ともたないと思います。気付いたら首をはねられていそう。(生き抜くなんて)絶対ドラマじゃなきゃ無理でしょう」と現実感のある回答で笑いを誘い、向井も同じく「現実的にタイムスリップはしないと思います」とばっさり斬り捨てた。
また、タイムスリップしてみたい時代について藤ヶ谷は「15年後くらいの未来に行って、今よりもダンディーになっているであろうKis-My-Ft2の姿をちらっと見て戻ってきます」と期待を寄せ、柴咲は「一瞬でいいので、どうやって地球ができたのか地球誕生を見たいです」とスケールの大きな夢を語っていた。
映画は1月23日から全国東宝系ロードショー。