ジェラトーニ発表と「パラッツォ・カナル新聞」
2014年7月4日に、ダッフィーの新たなお友達として登場した、ぬいぐるみのジェラトーニ。
その発表までには、メディテレーニアンハーバーの運河沿い「パラッツォ・カナル」の壁に突如として現れた絵画と、それに連動した「パラッツォ・カナル新聞」の記者が綴る特設webサイト(現在は公開終了)でカウントダウンが行われるなど、かなり大規模なプロジェクトが組まれていました。
ただ、このパラッツォ・カナルの壁画は、主に年間パスポートユーザーを中心とするパークファンから「落ち着いたメディテレーニアンハーバーにキャラクターのイラストを持ち込むと、本来の景観が損なわれる」などの批判の声も上がるなど、様々な面で話題となりました。
イベントに伴い、パークの一部にペイント(ステッカー)が施される前例はあったものの、このような意見が大々的に沸き起こったのは初めてだったのではないでしょうか?
「パークの世界観」はパークの持ち主であるオリエンタルランド社、そしてディズニー社が作っていき、変わっていくものだと思いますが、パークファンの心の中に「あるべきパーク」「キャラクターよりも景観を重視した大人のディズニーシー」の姿が色濃く作られていることを感じさせた出来事でした。
この批判は、壁画でジェラトーニの可愛らしい姿が公開されると共に収束していき、壁も現在は元通りになっています。
ジェラトーニが、猫という動物の中でもきわめて人気が高く、親しみのあるキャラクターだったのも大きなポイントだったのではないでしょうか。
一般公開前に行われたお披露目会では、東京ディズニーリゾートの公式twitterアカウントで公募したゲストを招待し、ジェラトーニのぬいぐるみがプレゼントされました。
参加ゲストがtwitterを中心としたSNSでその可愛い姿を先行してアップロードすると、発売日への関心は大きく高まりました。