映画『テラフォーマーズ』完成直前イベントが10日、東京都内で行われ、出演者の篠田麻里子と三池崇史監督、原作ファンのハマカーンが出席した。
三池監督は、人気漫画の実写化オファーを受けた際の心境を「正直に言うと、(配給の)ワーナー・ブラザースは大丈夫か、無茶だろうと思いました。物語の8、9割が火星というロケーション、バトルものという日本にはないジャンルでした。まずどうやって撮るんだというところから…」と率直に振り返った。
原作を知っていたという篠田も「映画化されて大丈夫かと、うれしい反面すごく不安でした」と想像のつかない映像化への不安を語りつつ、初の三池組への参加には「これ面白い、と思うものすべてに“三池崇史”と出てくるので、三池組というかその一部になれるのがうれしかった」と喜んだ。
撮影では「監督が通る度に、心の中では『キャー!』と言いながらわくわくしました」と乙女心ものぞかせ、三池監督からの演技指導について「怖いかなと思っていたけどすごく優しく細かく教えてくれて、すごくいいお勉強になりました」と充実感を語った。
原作ファンのJOY、南海キャンディーズの山里亮太、AKB48の卒業を控えた高橋みなみからは公開を待ち望むメッセージが寄せられ、スクリーンに映し出された高橋の写真を見た篠田は「この写真が相当疲れているなと思って気になりました」とマイペースにコメント。さらに「みなみが原作ファンというのは聞いていて、(出演することは)秘密にしていました。メンバーには公開まで秘密にしておこうと思います」と笑わせた。
また、同じく原作ファン代表として登場したハマカーンの浜谷健司は「どうも“元祖”ゲスの極みを担当しています。諸事情がありまして、今年から元祖をつけるようになりました」とあいさつし、ベッキーとゲスの極み乙女。の川谷絵音の不倫騒動をネタに笑いを誘っていた。
映画は4月29日から全国ロードショー。そのほか、原作でも映画でも描かれていない映画の前日譚がdTVオリジナル「テラフォーマーズ/新たなる希望」として4月24日からdTVで独占配信される。