季節ごとに異なるスペシャルイベントが開催され、何度訪れても楽しめる東京ディズニーリゾート。
イベントのテーマやディズニーの世界観を色濃く反映した限定フードも魅力の一つですが、果たしてそのメニューはどのように生まれ、作られているのでしょうか。
この記事では、現在東京ディズニーシーで開催中(2019年9月1日まで)の「ディズニー・パイレーツ・サマー」限定メニューの中から、カフェ・ポルトフィーノのスペシャルセットをピックアップ。
このメニューを考案した竹下シェフ、田中シェフに、なかなか聞けない誕生秘話やこだわりをたっぷり聞いてきました。
「パイレーツ・サマー」のセットは3年目! 今年のテーマは「海賊の"豪快な"ごちそう」
2019年で3回目の開催となる、「ディズニー・パイレーツ・サマー」。
カフェ・ポルトフィーノのスペシャルセットも、毎年違うメニューを提供しています。
「昨年よりも見た目も味も良いものを」と考案された今年のセットのテーマは、「海賊の”豪快な”ごちそう」。
過去2年のセットは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの物語や登場キャラクターをイメージしたメニューでしたが、今年はもっと広く「海賊」をモチーフにしているそう。
前菜、メインのパスタ、デザートすべてに、シェフのもつ「海賊」のイメージを落とし込んでいます。
各メニューについて、詳しくお話を伺いました。
前菜:ローストビーフとポテトのサラダ
シェフのもつ海賊のイメージ=肉をガッツリ食べる!
前菜は、なんとローストビーフ!
過去2年のスペシャルセットでは、前菜はシーフードでしたが、今年初めてお肉になりました。
その理由をシェフに尋ねると、「海賊はアジトのような場所で肉を豪快に食べているイメージだったから」とのこと。
”ごちそう”のセットということで、大きなローストビーフを3枚盛った、贅沢なサラダが誕生しました。
見た目の豪快さと繊細な味わいのギャップがたまらない
ローストビーフにかかったソースは、バルサミコ酢や黒コショウが香る、奥深い味わい。
「盛り付けの豪快さだけでなく、味も美味しいと思ってもらえるよう、細かいところまで気を使った」という、渾身の一皿です。
お肉の下に隠れているほくほくのポテトは、ハーブの風味が爽やかで、お酒が止まらなくなるおいしさでした。