ぴあ主催「Visual Parade #2」が1月20日に東京・TSUTAYA O-WESTで開催されました。このシーンでも勢いのあるバンドが一度に見れることもあって、平日開催ながら会場には多くのファンが足を運んでいました。
ゴミ人間が発狂したり、ヒューマンがアパシーしたり、眼球を舐めたり、子宮を触ったりとやたらと事件性の高い物騒なバンドたちが集結した漆黒の狂騒パレードといったところ。一体どんなステージを目撃することになるのでしょうか?
シビレバシル
トップバッターは「ゴミ人間」を標榜するキワモノ、シビレバシル。「渋谷~チケットはぴあで買うてな?」という声が響き、幕が開くとそこにはお手製の「チケットぴあ」のロゴ入りダンボール箱を頭に被った和泉(Vo)の姿が。彼らなりの今日のイベントへの愛情表現なんでしょうか?
和泉はシックなドレス、marya(G)、ユウト(B)、rei(Dr)の楽器隊はスーツという素敵な衣装でありながら、おもしろダンボールですべてが無効化され、戸惑いの声と笑い声が混ざり合うフロア。それをまったく意に介さず、「赤い空にチェンソー」をアカペラで歌い上げる和泉。そして演奏が始まると一気に楽曲の世界に引き込みます。
「今日はぴあPRESENTSということで、媚を売ろうと思って(ロゴ入りダンボールを)作ってみたんですけど …どうかな?」と下心を包み隠さす語る和泉。媚を売ってるのか喧嘩を売ってるのかまったくわからないところが彼ららしいと思いました。
そして、「ゴミ人間」コールからの『ゴミ人間発狂カリキュラム』では、ステージ狭しと暴れ、カオスな状況に。そして『未練の雨』や『lost endroll』では人間の弱さや哀愁を表現する一面もみせてくれます。
バレンタインのプレゼントと称して(※この日は1月20日)手製のポンポンをお客さんに配布。そして「ネクストソーング!」と『トクメイホラフキン』へ。最後は『二重人格』で締めくくりました。