9月30日、新宿ReNY(東京)にてぴあ主催のヴィジュアル系ライブイベント「ぴあ Presents "Visual Parade"#1」が開催されました。
このイベントは、担当者が実際にライブに足を運んだ「感覚」を元にして、毎回コンセプトを設けてバンドにオファーをかけているのだそうです。今回はヴィジュアル系シーンの中でもカラフルで元気になれるようなライブをするバンド、HERO、LEZARD、ユナイト、DOG inTheパラレルワールドオーケストラが集まりました。
シーンの最前線で活躍する人気バンドたちの競演ということもあり、平日開催ながらチケットはSOLD OUT。800人のオーディエンスたちが時には黄色い声を上げ、時には暴れ、時にはモッシュする熱い夜となりました。
HERO
軽快なSEに合わせて登場してきたのはトップバッターのHERO。yusuke(Dr)、YU-TA(Ba)、SARSHI(Gt)、そして、登場するなりファンの動きを形態模写して笑いをとるJIN(Vo)。「新宿ReNY…! 下はファミレスだ! お前たちがココで”ウォー!”とかやってる間に…下ではカップルがデートをしているんだ! カップル憎いだろ? 全員で決めていこうぜ…!」としょっぱなのMCから飛ばしていっちゃってます。
「このイベントを成功させて、ぴあに媚び売って行こうぜ!」と始まったのは「風の中で…」。HEROのライブではお馴染みの、ヒロイン(HEROのファンのこと)同士が肩を組む風景が広がっていきます。続いて「僕の作り方」ではSARSHIのソロでファンが咲き乱れ、HEROの特徴である爽やかでキャッチーな曲が続いていき、オーディエンスを楽しませてくれます。
今日は仲の良いバンドが多いというJIN。「楽屋で、DOG inTheパラレルワールドオーケストラの春にリステリンを貸したら大量に使われた。もしかして飲んでるの?だからファンはリステリン代をHEROの物販に置いてけ(笑)」「LEZARDの”ぶっ殺そうか考え中…(『Gekiokoシンパシー』)”という歌詞は、来夢がもし殺人を犯した場合、計画的な犯行になるから裁判で不利になる」など言いたい放題。仲の良さ(?)が伺えます。発言が行き過ぎてSARSHIにたしなめられる一幕も。
SARSHIとYU-TAの「そいや!」という掛け声も楽しい『光る指輪 大明神』では会場中に”光る指輪”ことフラッシュリングが煌き、続く「大きな声で出てこいや!」でお馴染みの『超過激愛歌~Super Ultra Lovesong~』で会場を大いに盛り上げます。
そして「ひとつになろうぜ!」というJINの声から始まったラストの『「ソプラノ」』では歌詞をLEZARD『Gekiokoシンパシー』の「ぶっ殺そうか考え中…」に変更したコールアンドレスポンスが登場するなど、HERO流のノリの良さでオーディエンスだけでなく対バン相手も巻き込み会場を沸かせてくれました。
【セットリスト】
1.「風の中で…」
2.「僕の作り方」
3.光る指輪 大明神
4.超過激愛歌~Super Ultra Lovesong~
5.「Not Title」
6.feeling
7.「ソプラノ」