関西のV系バンド、ザアザア。どこか哀愁のあるメロディとハードなサウンド、そして内向的な歌詞が魅力。昨年末に結成されて以降、ハイペースかつクオリティの高い音源リリースと、コンセプチュアルなライブでじわじわと話題になっている彼らに初のロングインタビューを行いました。
――「ザアザア」というバンド名の由来は?
一葵:擬音のバンド名ってあんまりいないじゃないですか、それが面白いと思って。それに僕たちは今自主で活動しているので、口コミやSNSなどで「噂」になりたかったんです。だからバンド名や楽曲タイトルも覚えやすい、インパクトのあるものにして。
零夜:覚えられないのが一番イヤじゃないですか。気になっても後で調べようと思っても、覚えてなかったら聞けないし検索もできないし。
ロ弍:一回聞いたら絶対忘れない。
――結成は14年の12月。それからミニアルバム3枚をリリースしているのはかなりのハイペースですね。
一葵:結成する前から、三ヶ月に一回は音源を出したいなって話してて。
ロ弍:メジャーのリリースペースがそのくらいだから、飽きられない意味でもそのくらいの間隔の方が良いんじゃない?って。
零夜:自分たちの中で、出したい曲が溜まっていたので、ハイペースで出したいというのもありました。
一葵:衣装も毎回替えたりして、それの方が面白いんじゃないかなって、直感です。
春:無理してやってるわけでもないですし。
――デスボイスを多用せず、メロディアスな楽曲が多いですよね。
一葵:今活動している周囲の同じくらいの規模のバンドをみてると、激しい音楽をやっている人たちばかりだったので、これじゃあ目立たないなあと思って。周りの逆を行きたかったんです。