主人公の千早を演じた広瀬すず

 映画『ちはやふる』のホワイトデーイベントが14日、東京都内で行われ、出演者の広瀬すず、野村周平、真剣佑が出席した。

 本作は、末次由紀氏の大人気コミックを実写映画化。競技かるたに打ち込む高校生たちの青春を描く。

 この日はホワイトデー。会場では、劇中で主人公の千早(広瀬)を巡り三角関係を繰り広げた野村と真剣佑が、イベント直前に自らデコレーションしたオリジナルケーキを広瀬にプレゼント。広瀬がより気に入った方を選んで食べることになった。

 ケーキのお披露目前に「そりゃ、自信はあります!」と語っていた野村だが、野村のケーキをのぞき込んだ広瀬は「怖い怖い…。『ずっと見てるからな』と書いてあります」とデコ文字の内容に苦笑い。

 すかさず野村は「先輩としてこれからの成長をずっと見ているからねという意味。怖いとかそんな意味は全然ない」と“ストーカー疑惑”を否定したが、隣の真剣佑のケーキを見るなり「ずるくね? 俺の時にこれ(飾り)なかったぞ」と不満を爆発させた。

 若干気まずそうにしながらも、イチゴを散りばめたケーキを披露した真剣佑は「すずちゃんは、あと3カ月で18歳だから大人っぽいのがいいなと思って…」とコンセプトを説明。これには、野村も「本当にイケメンだな…」と諦めムードに。

 周囲の予想通り、真剣佑のケーキを選択した広瀬は「やっぱり女性がもらってうれしい王道のテイストだったので…」と説明。野村のケーキも一口食べようとする広瀬に「選んだのはあっちだろ。こっちは食わせないよ!」といじけた野村だったが「文字を書いてくれたのはうれしいよ」と優しくフォローする広瀬に最後は根負け。「俺の気持ちがいっぱい入ってるからな」と笑顔を取り戻していた。

 映画は、前編の「上の句」が3月19日、後編の「下の句」が4月29日に公開。