AKB48グループを卒業する宮澤佐江(SNH48/SKE48チームS兼任)。
宮澤が所属するSNH48「宮澤佐江 卒業公演」が3/16、上海の専用劇場「星夢劇院」で行われた。
AKB48チームK所属時や、2013年のSNH48劇場デビュー時にも披露している
「最終ベルが鳴る」公演を演じた。公演には、同じSNH48兼任の鈴木まりやも参加した。
卒業公演は、SNH48のメンバーが「佐江さんの卒業公演をやりたい」とスタッフに頼んだことがきっかけで実現したそう。
オープニングでは、「マンモス」「最終ベルが鳴る」などを、メンバーとともにパフォーマンスを披露。
その後の自己紹介では、「皆さん、こんにちは。宮澤佐江です。お久しぶりです!」と中国語で挨拶すると、現地のファンは日本語で「佐江ちゃん、卒業おめでとう!」と彼女の卒業を祝った。
ユニット曲などを披露した後、宮澤は1人壇上に上がって、卒業の挨拶を。
「私がSNH48になってから約3年半。長ったようで凄く短かったけど、本当に色々な事がありました。辛くて悔しくて悲しい時期もありましたが、SNH48になった事を後悔した事は本当に一度もありません」
と、SNH48移籍が決まった後も舞台になかなか立てず、悔しかった思いを告白。本メディア(ウレぴあ総研)連載インタビューでも語っている「SNH48になったことを後悔していない」と言う姿には、晴れやかな表情が見られた。
「SNH48はどんどん有名になってきていて、48Gのメンバーも『SNHのメンバーは可愛いね、会いたいな」って言ってくれてる人が沢山います。でも、先日悲しいニュースもありました。彼女の事を思うと、胸が今でも苦しくなります。私にできることは全然無いかもしれないけど、彼女が一日でも早く元気な姿になって皆様の前に現れてくれる事、それを望む事が彼女に対してできる最大限の"愛"だと思う」
と、SNH48の成長を肌で感じつつ、メンバーを心配する言葉も。
「このステージに立たないままアイドルを卒業してたら、ずっと後悔していたと思う。この機会を作ってくれたメンバーのみんな、スタッフの皆さん、そしてファンの皆さんに心からありがとう」と感謝を述べ、
「SNH48にとっての恩返しは、卒業した後に日本で有名になって、中国とかでイベントや舞台挨拶にくること。その日がくるまで、走り続けたい」と、再会と自身の成長を誓った。
公演後には、劇場に貼ってある写真パネルを自らの手ではずす場面も。
鈴木が「外したら、もう付けられないんだね、佐江ちゃんの....」とつぶやくと、宮澤は泣きながら「ありがとうみんな…。謝謝、みんなに会えてよかったです」と感無量。最後は、ファンとのハイタッチで幕を閉じた。
宮澤は、3/31 SKE48劇場卒業公演。本人のデビュー10周年記念日でもある、4/1に旧チームK特別記念公演をもって、48グループの活動に終止符を打つ。
今後、女優としてCM・バラエティでも活動予定で、2016.8/5〜8/27『王家の紋章』ヒロイン・キャロル役で、初の帝国劇場の舞台に立つことが決まっている。