「役者人生の財産になった」と語った東出昌大

 ブルーレイ&DVD発売記念『GONIN サーガ』ディレクターズ・ロングバージョン上映イベントが25日、東京都内で行われ、出演者の東出昌大、石井隆監督ほかがトークショーを行った。

 1995年に公開されたバイオレンスアクション映画の続編となる本作は、前作の登場人物の子どもたちに焦点を当て、新たな物語を描いたもの。

 大越組の若頭の息子・勇人を演じた東出は、「ロングバージョンは、シーンの変わり目が親切になっている。今回の方が分かりやすくて好き」と率直なコメントを。

 石井監督も劇場版について「時間のリミットを後から知って編集した。それはそれで僕は言い訳しない。頑張ったから」としつつ、「プロデューサーの方が“石井くんに悪いことをしたな”と思ったらしく、今回のパッケージに(ロングバージョン)を付けることになった」と経緯を明かした。

 劇場版でカットされたシーンとして、東出と桐谷健太、柄本佑が消費者金融に強盗に入る際に、警察官の制服に着替えるシーンも追加された。

 三人共、パンツを脱いでお尻を出しており、東出は「こんな大きなスクリーンで僕のお尻が出るとは」と照れ笑い。司会者から「最初で最後かも?」と振られると「そうですね。われながら(股間が)映らないかって見ながらヒヤヒヤしました。もちろん、前貼りもしているんですが、撮影の方もかなりアングルに気を使ったと思う」と振り返った。

 石井監督も「三人がスッポンポンになる。(上映時間は)長いけど、そこだけは見逃さないように」と冗談めかして笑いを誘った。

 最後に、東出は「『GONIN』という現場を経験していろんな変化があった。一番この映画に出て思ったのは、今、こういう映画をなかなか撮れないということ。そんな中で魂のこもった石井監督やスタッフさんたちと現場を1カ月共にできたことは、僕の役者人生の中ですごく貴重で財産になった」と感謝を述べた。