出版不況にも関わらず、ブログ発のエッセイマンガが次々と書籍化され、多くのヒット作が生まれている。
元人気AV女優というキャリアでも話題の著者が、ブログ発マンガがウケる理由を分析する。

ブログだからこそ描けるリアルな人間性

出版不況が叫ばれる中、雑誌ではなくブログから、次々とエッセイマンガのヒット作が生まれている。オタク男性と中国人女性との結婚生活を描いた『中国嫁日記』は、発売からわずか1カ月で20万部を突破。オタクカップルの日常を描き、実写化もされた『となりの801ちゃん』は続巻を重ね、'11年12月に第6巻が発売された。

そして現在、新たなヒット作として注目を集めているのが、アラサー女性の本音とモテるための努力をシニカルに描いた『アラサーちゃん』だ。著者は元人気AV女優で、現在はライターとして活躍する峰なゆかさん。『アラサーちゃん』を描き始めた経緯をこう話す。