「スマートシニア地域モバイルサポーター検定試験」のロゴ

スマートシニア地域モバイルサポーター検定試験協議会は、シニア層を対象にしたスマートフォン・タブレット端末の検定試験「スマートシニア地域モバイルサポーター検定試験」を7月に開始する。第1回試験は、7月14日にまなび考房(愛知県名古屋市)で実施し、以後、順次全国に展開する予定。

スマートフォンやタブレット端末を自信を持って使いこなし、家族や友人、地域やコミュニティの中で、皆とよりよいコミュニケーションがとれるようになってほしい、という願いから創設した。シニアの人たちが1人でも多く、便利に楽しくスマートフォンやタブレット端末を活用できるようになり、身近なサポーターや指導者として、地域社会で活躍することを目指している。

1級試験では、スマートフォンやタブレット端末の活用方法をアドバイスでき、地域コミュニティに貢献できる指導者を、2級試験ではスマートフォンやタブレット端末の活用方法や安全に扱うための知識の理解しているシニアを、3級試験ではスマートフォンやタブレット端末の基本操作を理解しているシニアの育成を目的とする。また、各級検定試験に対応した講座を開講し、体系的に学べる環境を整える。

出題分野は、オリジナルの「スマートフォン・タブレット講座」公式テキストに準拠し、端末・アプリの基礎知識や操作、安心安全に使うための心構え、セキュリティ関連知識に関する問題を出題する。さらに、1級/2級試験では日常生活における活用法、1級試験では地域コミュニティ内での活用法や、指導者に必要なファシリテーションスキルとコミュニティづくりについても問う。

1級試験は、筆記試験、実技試験、インストラクションなどの総合問題で、試験時間は60分。税込の受験料は1万800円。2級試験は、四者択一の筆記試験が15問(試験時間20分)と、機器操作について問う実技試験が2問(試験時間10分)。税込の受験料は3240円。3級試験は、四者択一の筆記試験10問で、試験時間は15分。税込の受験料は1080円。対象はシニアだが、年齢を問わず受験可能。試験会場は全国の認定教室で、随時実施する。