映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の初日舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者の岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)、高畑充希、原作者の有川浩氏、三木康一郎監督ほかが出席した。
本作は、思いも寄らぬ出会いから、半年という期限付きの同居を始めたさやか(高畑)と樹(岩田)による純愛ストーリー。
岩田と高畑にとっては、そろって初主演作品となり、岩田は「自分にとっての初主演となるこの作品が世の中に出ていく今日は、万感の思いです」と心境を明かした。
高畑も「公開になるうれしさと、自分が関わっていた時間が終わってしまう悲しさもありますが、明日の舞台あいさつも含めて最後の1日として楽しんでいきたい」と揺れる思いを吐露。
「心がぽかぽかする映画だなと思いました。いろいろな所で宣伝して『ヒットしろ!』と思ったんです。単純にこの映画が好きで、たくさんの人に見てもらいたいと思った」と愛着を語った。
また、睡眠時間が連日2、3時間だったという過酷な撮影中に、最もうれしかったことについて、高畑は「都内から車で3時間ぐらい行ったところの駅で朝4時、私一人でクランクアップだった。樹はその2日ぐらい前にクランクアップしていたのですが、(岩田が)すごく遠い駅の向こうから花束を抱えて歩いてきたんです」と振り返った。
黄色い歓声と冷やかしの声に沸く客席に「やめろよー」と照れ笑いを浮かべた岩田に、有川氏は「後はさやかのつらいシーンしか残っていなくて、樹として助けに来たんじゃないかな」と岩田の心遣いをたたえた。
高畑も「そこまでの撮影が大変だったこと、全員そろってクランクアップできたことを含めて泣いてしまって。初めての主演ということもって、その終わり方も私の中で思い出深い作品になりました」としみじみと語った。