主演の佐藤浩市

 映画『64―ロクヨン―後編』の初日舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、出演者の佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、窪田正孝、坂口健太郎ほかが登場した。

 本作は、わずか7日間で幕を閉じた昭和64年に起きた少女誘拐事件、通称「ロクヨン」を題材としたミステリーの後編。

 公開初日を迎えた感想を聞かれた佐藤は「こういう作品なので、毎日きりきりした中で撮影をしまして、撮影期間を経てやっと山の頂に登れたと、さあどんな景色かなと思って下を見たら、雲海で全く何も見えなかったんです。それが今日『64』の最後の公開を迎えることで、お客さんの顔を見られて、その雲海が晴れて、やっと『64』という景色が見られました」と心境を語った。

 綾野は「浩市さんのお話を聞いて改めて後編がスタートしたのだなという気持ちでいます。(前編は)かなりヒットしているそうで、改めてこの作品に参加できたことを感謝しています」と話した。

 一方、坂口は「僕は唯一平成生まれなんですけれども、(作品に参加したことは)僕にとってすごく糧になったと思うし、感謝しています」と気持ちを語った。