山本耕史(左)と草刈正雄

 今年3月に15週年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパンは23日、特別史跡「大阪城」西の丸庭園にてスペクタクル・ライブショー「戦国・ザ・リアル at 大阪城」を12月16日~2017年3月12日の期間で開催すると発表した。「城×プロジェクション・マッピング×ライブショー」で構成されるスペクタクル・ショーとしては世界初となる。

 「戦国・ザ・リアル at 大坂城」は、大阪城に映し出される大迫力のプロジェクション・マッピング、本格的なライブショー、豪華けんらんなパイロ(演出用花火)で展開。メインとなるライブショーは戦国武将・真田幸村をテーマに構成され、西の丸庭園では大阪城を背景に戦国時代の楽市・楽座の装いのリアルな夜店が軒を連ねる。

 「ゴジラ・ザ・リアル 4-D」(2017年1月13日より期間限定で開催)に続き、日本が生み出した“クール”なエンターテインメントブランドを一同に集結させ、その世界をリアルに体験できる「ユニバーサル・クールジャパン 2017」の第二弾として登場する。

 大阪府知事の松井一郎氏は「(NHK大河ドラマ)『真田丸』もリアルで同じ時期に大坂城での合戦の場面を迎えようとしています。自分がドラマに出演しているような世界を感じていただきたい」とアピールし、大阪市長の吉村洋文氏も「行政の古い価値観だけで進めていくのは好きじゃない。その価値観も一つ飛び出して、テーマパークも飛び出していただいたこともうれしい」と国内外からの来場者に期待を寄せた。

 また、ユー・エス・ジェイ代表取締役CEOのジャン・ルイ・ボニエ氏は「『ユニバーサル・クールジャパン』のプログラムには我々も誇りに思えるような内容を盛り込んでいる。せっかく大阪城という美しいお城があるので、重要文化財をもとにショーを展開できればと思った」とパークの所在地大阪との連携に自信を見せた。

 パークを飛び出してのショー開催は初めてであり、パークの限られた敷地の問題もあるが、今後のパーク外でのイベント展開については「様子を見て検討していきたい。パーク自体の場所に限定的な部分もあるが、まだ使われていない部分もあるのでうまく活用していく予定」であるとした。