KISSメイクを施した鉄腕アトムの登場にご機嫌なジン・シモンズ

 世界初のKISSメンバー所蔵のメモラビリアを公開するエキシビション「KISS EXPO TOKYO 2016 ~地獄の博覧会~」の内覧会およびトークセッションが13日、東京都内で行われ、KISSのジーン・シモンズが出席した。

 本エキシビションは、KISSメンバー全面協力の公式プロジェクトとして開催され、メンバー所蔵の衣装、楽器といったメモラビリアや結成当時の契約書など42年間におよぶバンド活動の歴史を展示する。

 ジーンは「ドウモアリガト!」と日本語であいさつし、ファンに向けて「これは皆さんの夢の集大成。夢をかなえた人はそれに向かって動いています。皆さんも夢を追いかけ、そのためにやるべきことをやってください。ここに来たことをきっかけにして、今日を初めの第一日として夢をかなえて」とメッセージを送った。

 その後、正面から当たるスポットライトがまぶしいとこぼしたジーンは「チョットマッテネ!」と降壇。控室で準備が整うのを待つのかと思いきやすぐさまステージ下に再登場し、ステージに腰かける形でトークセッションを行うちゃめっ気を見せて笑わせた。

 日本でのエキシビションのオファーを受けて「たいへんうれしかった。日本にはクールなものがあって、ゴジラもモスラもガメラも日本製。日本に来るとアメリカにはない目からウロコが落ちるようないろいろな経験をたくさんします」と親日ぶりを語り、「サイコウデス! あと、日本の女性はたいへん美しい」と褒めちぎった。

 また、鉄腕アトムとの出会いで「すべてが変わった。それまで見たスーパーマンやバッドマンは全部大人だったけど、アトムは少年。自分も父親が自分のもとからいなくなったので親がいないことに共感を覚えました。だから日本が大好き」とうれしそうに語り、KISSメイクを施した鉄腕アトムの登場には喜び勇んで自らのスマートフォンで写真撮影していた。

 エキシビションは10月13日~31日までラフォーレミュージアム原宿で開催。