消費税率が引き上げられて3か月。どれが8%?それとも10%? ©Disney
2019年10月1日、消費税の税率が8%から「10%」へ引き上げられました。
この税率引き上げと一緒に導入されたのが「軽減税率」という制度です。
これは新聞(定期購読のみ)に加えて、食料品は税率を8%に抑える、というもの。
実はこの軽減税率、ちょっと複雑な制度で、東京ディズニーリゾートも影響を受けているのです。
今回は導入から3か月が経った軽減税率で、東京ディズニーリゾートでの買い物がどのように変わったのか、見ていくことにしましょう。
対象は「酒類を除く食料品」
ショップのレシート。お土産用のお菓子は「食料品」扱いとなり、8%が適用されている。
軽減税率の対象となるのは「食料品」となっています。
ただし、酒類(アルコール)は対象外。
東京ディズニーシーではアルコールドリンクが販売されていますが、こちらは10%の消費税がかかってしまいます。
なお、ノンアルコールビールや、アルコール分が1度未満の甘酒は、酒税法における「お酒」ではないので税率は8%のままです。
テイクアウトは「8%」外食は「10%」
実は軽減税率のややこしいところは、テイクアウト(持ち帰り)と外食で、税率が変わってしまうところです。
例えば、パーク内のワゴンで飲み物やポップコーンを買うと、税率は8%です。
一方で、テーブルサービスのレストランや、ディズニーホテルのルームサービスでは、外食扱いになってしまうため、税率は10%となります。
ちょっと紛らわしいのは、映画館のシネマイクスピアリです。
ここは映画を見ながら、椅子に座ってドリンクを飲んだり、ポップコーンを食べたりしますよね。
実は、映画館の座席は、飲食設備とみなされないため、8%が適用されるのです。
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