NTT東日本がパートナーと連携してeスポーツシーンの発展を目指す

東日本電信電話(NTT東日本)は、eスポーツ分野で大容量の情報を低遅延で多数の端末に同時に送信できる「ローカル5G」の活用を模索している。同社は、東京都や業界団体が1月11日と12日に東京ビッグサイトで開催する「東京eスポーツフェスタ」に、ICTサプライヤとして参画。会場では、同社が提供する高品質で安定した通信ネットワークや通信ビルなどのアセットを活用して通信環境を整えるほか、ローカル5G技術を活用した新たな体験をeスポーツシーン向けに提案する。

東京eスポーツフェスタ当日、同社は大きく二つのテーマで特設ブースを出展する。一つは、ローカル5Gを活用した新たなeスポーツ環境の提案。5Gを活用した映像関連サービスを展示することで、ローカル5Gがeスポーツをどのように進化させるのかアピールする。

もう一つは、先進的なeスポーツの観戦スタイルの展示・体験コーナー。体験できるのは、日商エレクトロニクスとエヌジーシーが連携したマルチ動画配信サービス「VOGO Sport」。手元のスマートフォンやタブレット端末でステージの映像を好きなアングルで自由に楽しむことができるサービスだ。

また、富士通と連携し、「ぷよぷよeスポーツ SEGA」の試合状況をAIが分析し、試合の見どころをハイライト形式で自動生成するシステムを展示する。試合で盛り上がる情報をAIにあらかじめ学習させ、盛り上がったハイライトシーンを戦況補足情報と併せて別画面上に表示。見どころをグラフィカルにわかりやすく伝達することが可能になるという。

NTT東日本は、ローカル5Gなどの最新ICTの活用や、先進的な技術を持つアライアンスパートナーとの協業を通し、快適でエンターテイメント性の高いeスポーツシーンの創造を目指していく。