「dポイント」を中心にさまざまな分野で協業を推進する

NTTドコモと、リクルートホールディングスの中間持ち株会社であるリクルートは1月30日、業務提携したと発表した。法人向け「Airペイ」の連携強化・新サービスの提供と、共通ポイントサービス「dポイント」がたまる・使えるサービスを軸に協業を推進する。

Air BusinessToolsにおける連携強化として、2020年4月からリクルートライフスタイルが提供する決済サービス「Airペイ」のオプションサービス「Airペイ ポイント」で、dポイントの取り扱いを開始する。

Airペイは、ドコモのスマートフォン決済サービス「d払い」にはすでに対応済み。今後は中小個店向けの業務・経営支援に貢献する新しいサービス「Airシリーズ for docomo(仮称)」の提供について、共同で検討していく。全国のドコモ販売代理店の営業活動を通じたAirペイ導入店舗の開拓も継続する。

今回の提携に基づき、20年度第3四半期に、dポイントがたまる・使えるサービスに、「じゃらん」「ホットペッパービューティー」「ホットペッパーグルメ」などリクルートグループの計12のウェブサービスを追加。リクルートグループのWebサービスの共通アカウント「リクルートID」とドコモのdアカウントを連携し、インターネットで予約した約20万店舗を利用すると、dポイントがたまる。

なお、これまでリクルートが導入している共通ポイントは「Ponta」だったが、今後はdポイントも加わる。たまったdポイントは、1ポイント1円としてdポイント加盟店などで利用可能。今後、両社は、dポイント加盟店などの販促支援をはじめ、マーケティング協業についても検討し、dポイントクラブ会員基盤の拡大にも取り組む。