桑田佳祐の新曲「悪戯されて」

 11月23日発売される桑田佳祐のシングル「君への手紙」にも収録されている新曲「悪戯されて」。そのミュージックビデオに、広末涼子がホステス役として出演していることが分かった。

 この曲は桑田の「偉大なる歌謡曲に感謝」という気持ちを込めて作られた、歌謡曲テイスト満載の佳曲だ。

 「松本清張原作のドラマや映画の予告編のようなビデオにしてみたい」という桑田のアイデアから企画がスタートし、「せっかくやるならば、日本を代表するような女優の方に出ていただこう」ということで、映画『ゼロの焦点』の主演でも知られる広末に白羽の矢が立ったという。

 完成したビデオは、「悪戯されて」の歌詞を土台に、新たに創作された架空のストーリー。予告編どころか、一つのドラマとして成り立っているが、そのテイストは70年代のサスペンスドラマさながら。そのドラマを、タキシードを着て歌謡ショーの如く歌い上げる桑田の姿が、より一層盛り上げていくというこの作品は、桑田の音楽世界が作り上げた、まさに前代未聞の「歌謡サスペンスビデオ」といえるだろう。

 広末は「オファーを頂いて、わくわくしました。桑田さんの世界観は、昔から大ファンで大好きなので。「悪戯されて」は“THE 歌謡曲”という感じの曲で、桑田さんの歌っている映像も70年代の世界観を出されていて、歌詞の世界観もなんとも言えない切ない感じでいて、でも客観的に捉えているストーリー性のある歌ということで、とても染みました。」とコメント。

 「悪戯されて」歌謡サスペンスビデオVER.は17日からYouTubeで公開されている。実際にどんなストーリーが繰り広げられていくかは作品を見てのお楽しみだ。