人気マッチングアプリ利用経験者を対象に行った実態調査の結果を発表

ゼネラルリンクは2月6日、同社が運営する情報サイト「tricoi(トリコイ)」で実施したマッチングアプリに関する実態調査の結果を発表した。

同調査は、マッチングアプリによって違いがあるかを知るために行ったもので、マッチングアプリを使ったことがある男女444人を対象に、1月16日~18日の期間に実施した。調査対象のマッチングアプリは「ペアーズ」「Omiai」「with」。

調査対象者に、マッチングアプリを使って実際に出会えたかを聞いたところ、「ペアーズ」では男性の約9割が「出会えた」と答えており、女性の成婚率が最も高かった。

なお、「ペアーズ」を利用した女性の「結婚した」(9.0%)、「付き合えた」(20.0%)をみると、出会えた後に付き合ったり結婚などに発展したりしたケースが多く、合計すると29.0%がアプリの出会いから進展している。

出会いの目的を聞いた質問では、男女とも「恋活」が最も多かった。

アプリごとの結果をみると、女性が恋活で「with」、婚活で「Omiai」、遊び目的で「ペアーズ」が、男性が恋活で「ペアーズ」、婚活で「with」、遊び目的では「ペアーズ」がそれぞれ1位となっている。

登録している女性を男性視点で見たタイプでは、どのアプリも「かわいい系」が圧倒的に多く、年齢の中央値は20代後半~30代前半だった。なお、「with」は他のアプリと比較して「18~24歳」の女性の割合が高いことがうかがえる。

女性から見た、マッチングアプリに登録している男性は「優しい」が最も多く、「普通」がそれに続く。年齢は、どのアプリも20代後半が多いが、「with」は24歳以下が多く、「Omiai」は30代前半が厚めといえる。

いずれのアプリとも女性は無料で利用できるので、ほとんどの女性は支出することなく男性と出会えている。男性は5000円程度の課金が多く、各アプリとも1カ月の利用料金が4000円弱。

アプリごとの比較では、男性が1万円以上をかけている人が少ないのは「ペアーズ」、無料で使っている男性が最も多いのは「Omiai」だった。

出会えた後に、デートを重ねたり付き合ったりした人数が最も多いのは、男女ともに「ペアーズ」で、趣味が合う人と出会える「コミュニティ機能」が影響している可能性がある。

なお、「with」には心理テスト、「Omiai」には細かい条件で絞れる機能が用意されている。

実際に出会った人と結婚したい(結婚した)という婚活真剣度では、女性で「ペアーズ」を使っている人が最も高く(21.0%)、男性で「with」利用者が最も高かった(21.1%)。

男性ではアプリごとの大きな違いはなく、女性は「ペアーズ」以外の利用者では結婚を意識している人が10%前後となっている。

マッチングアプリを使用する際に心配なサクラ・業者・ヤリモクなどは、いずれのアプリも「いなかった」という回答が60%を超えた。

女性にとって心配なヤリモクは、「ペアーズ」が最も少なかったが、他のアプリもほぼ同程度の結果となっている。

男性にとっての心配ごとで最多だったサクラは、「with」が最も少ない。また、業者が最も少なかったのは「ペアーズ」だった。

友だちにすすめたいかを聞いた質問では、男性で「Omiai」が1位、女性で「ペアーズ」「with」が同率で1位になっている。満足度は、男性で「Omiai」、女性で「ペアーズ」が最も多い。

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