ピース(上)と『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の一場面

 『アリス・イン・ワンダーランド』、『チャーリーとチョコレート工場』など、イマジネーション豊かなヒット作品を世に送り出しているティム・バートン監督の新作映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の応援隊長がお笑いコンビのピース(綾部祐二、又吉直樹)に決定した。

 ピースといえば、バートン監督の大ファンであることでも知られ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で行われた「ティム・バートン展」を再構築した、「ティム・バートンの世界展」のオフィシャルサポーターを務めた2014年にバートン監督との対面を果たしている。

 ハリウッドスターを目指して4月からニューヨークに拠点を移す綾部は「このたび、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の宣伝隊長を務めさせていただくことになりました。以前、ティム・バートン監督にお会いした時に『ジョニー・デップが出演できない時は君に任せる』と言われて、アメリカに行く準備もできているのでぜひ実現してもらえるようお願いしたいです」とバートン監督と再会し、出演を直談判する勢い。

 一方、又吉は「ティム・バートン監督が新しい作品を発表すると聞くだけで、いつも興奮してしまいます。今回は“奇妙な子どもたち”が登場する物語ということですが、“奇妙なオッサン”としても楽しみです。」と期待を高ぶらせる。

 又吉といえば『火花』で芥川賞を受賞し、作家としての活躍も目覚ましい。もし、バートン監督が来日して、2人と対面すれば、又吉原作、綾部出演の作品を監督する日も近づくかもしれない。

 映画は2017年2月3日から全国ロードショー。