プレミアムよるドラマ「幕末グルメ ブシメシ!」の試写会が20日、東京都内で行われ、出演者の瀬戸康史、田中圭、三吉彩花、草刈正雄が登壇した。
本作の舞台は幕末。勤番で江戸にやってきたばかりの酒田伴四郎(瀬戸)は、あることをきっかけに、初心者ながら殿さま(草刈)に料理を振る舞うことに。故郷にいる妻に手渡された指南書を基に作ったその料理が意外にも殿さまの心をつかむことになる。
瀬戸は「なぜか僕だけ『瀬戸くん』と “くん付け”で呼ばれているのですが、それぐらい皆さんが親しみを持って接してくださっている」と現場の様子を紹介。
栃木県日光市での撮影も、明日から後半戦に入るといい「毎日マイナス3度の中で料理を作っています」と苦労を明かしつつも、楽しみは「疲れた、冷えた体を癒やしてくれるホテルの温泉があるので」と笑顔を見せた。
伴四郎の幼なじみの矢沢五郎右衛門役の田中も、寒さが敵のようで「初日に『カイロを貼りますか?』と聞かれ『大丈夫です』って強がったんですが、今は8枚貼ってやっています」と苦笑い。瀬戸の印象についても「現場で本当に嫌な顔一つしないので、こっちも嫌な顔ができないです」と語り、笑わせた。
伴四郎の妻すずを演じる三吉も「瀬戸さんは、本当に一つも悪いところがなくて。何か絶対一つぐらいはあるだろうと、現場で探しているのですが、この人何者なんだ?というぐらい優しくて…」とその人柄を絶賛した。
瀬戸が、同局のお菓子料理番組「グレーテルのかまど」に出演していることもあり、「俺、料理ができちゃうんだよね」と冗談めかすと、三吉が「(瀬戸は)褒められると何度も同じことを言う癖がある。手さばきがいいので『伴四郎はもうちょっと雑にした方がいいのでは?』という話になった時に、『俺はできちゃうんだよね』って何回も言ってました」と暴露し、笑いを誘った。
一方、本作が大河ドラマ「真田丸」以後、初のドラマ出演となる草刈。今回は、殿さまでありながら、時々“謎の中間”として町に繰り出す、一人二役を演じる。「よく正月映画で萬屋錦之介さんが殿さまをやって、片や一心太助をやっていましたが、『ああ、あれがやれるんだ』『これは楽しい役だ』と思い、引き受けさせていただきました」と笑顔で報告した。
「今、思いっきり楽しんでおります」と語る草刈に、瀬戸も「草刈さんがいろんなことを仕掛けてくださるので、本番でも笑いそうな時があります」と明かした。
ドラマはBSプレミアムで2017年1月10日、午後11時15分から毎週火曜日に放送。全8回。