大みそか恒例の「第67回NHK紅白歌合戦」リハーサルが29日、東京都内で行われ、紅組司会を務める有村架純、白組司会の嵐・相葉雅紀、総合司会の武田真一アナウンサーが出席した。
3人はきのう28日からリハーサルを終えた出場者との面談を重ねてきた。NHKホールのロビーに設けられた会見場に登場すると、多数のフラッシュに迎えられた有村は「びっくりしました」とあまりのまぶしさに苦笑。一方で笑顔を崩さず写真撮影に応じる姿に、相葉は「さすが女優さん。僕も今日はやばかったです。久しぶりだったのでくらくらきちゃいました」と2年ぶりの光景に目を丸くした。
嵐として5度の司会を務め、今回単独司会としては初挑戦となる相葉は「5人でやらせていただいていたときとは全然違いますね。大変なところは櫻井(翔)がやっていたので、5回やっていても僕は1年分ぐらいやっていないと思う」と笑いを誘い、面談では「量にはびっくりしているけど、きょうも出演者の方とすごく楽しくお話をして、まだ緊張感もマックスまで上がっている感じではない。楽しんでやっています」と余裕をのぞかせた。
有村とは兄弟役でドラマ共演の経験があり、「妹役をやってくれていたので、そのときの空気感が蘇ったというか」と安心感を語り、有村も「現場でもそうだったけど、すごく責任感があって気も使ってくれる。相葉さんばかりに任せちゃいけない、しんどい思いばかりさせちゃいけないなと思います。一緒に頑張っていけたらいいな」と笑顔を見せた。
相葉は紅白司会を経験する“先輩”として「衣装の着替えもあるからご飯の時間には気をつけて。最初にやったときは直前まで食べていて、袴をつけて締め付けられたらウッとなったので1時間は取りたい」と有村にアドバイス。有村が早着替えについて「5分の間で全部やらなきゃ…」と不安の色を見せると、すかさず「5分はありすぎだね。嵐レベルになると1分でいける」と得意げに胸を張った。
また、勝利への意気込みを問われた相葉は「5回やらせていただいて勝ったり負けたりあるけど、勝っても1回も優勝旗を持てたことがないんです。リーダー(大野智)がいつも持って、リーダーから回ってくるかなと思っても回ってこない。1回も握ったことがないので、握ってみたいなと思う勝ちたい気持ちはすごくあるんです」と白組勝利とともに野望を掲げていた。
今年は「夢を歌おう」をテーマに、紅白あわせて46組が出場。番組はNHK総合で12月31日午後7時15分からオンエア。