TBS連続ドラマ「カルテット」の舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、出演者の松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が登壇した。
本作は「最高の離婚」「Woman」など、数々のヒット作を手掛けた坂元裕二氏の完全オリジナル作品で、冬の軽井沢を舞台に巻き起こる4人の男女の人間ドラマを描く。30代を代表する4人の俳優陣が 劇中で弦楽四重奏「カルテット」を組む。
バイオリン奏者の巻真紀を演じる松は「一応セミプロということで、経験がある立場。日々努力をしていますが、先生たちに注意されたり、おだてられたりしながら何とかやっています。怖くて(カメラ)チェックはできないけど、現場に音楽があるのは楽しい。大変ではあるけど『やる』って言っちゃったし、『しょうがないな』と諦めながら頑張っています」と明かした。
そんな松について松田が「バイオリンに真剣になり過ぎると顎が出てくる」と暴露。これに対して松は「いろんな人からいろんな角度から『顔、顔!』って注意される」と認めながらも、最後は「もう顔は本当にいいんです。日々(意識が)バラバラになりながら、なんとかまとまってくれたら」と開き直った。
高橋も、楽器の演奏には苦労しているようで「僕以外の3人は“そんなにできるんだ”というぐらい、すごく力を入れてやっている。『みんなで(一緒に)ゴールしようね』と言っているのに、ぶっちぎりでテープを切られている感じ。完全に置いていかれているので、頑張らなきゃと卑屈になります」とコメントした。
だが、満島から「高橋さんは、女心を分かってお芝居をしているんじゃないかなと思うことがいっぱいあります」と意外な一面を明かされると、高橋は「僕の芝居をモニターで見た満島さんが、ニヤニヤしながら『分かってやってるんでしょ~?』と言ってくるけど、(自分では)分かってないんだよな~と、さらに卑屈になります」と語り、苦笑いを浮かべた。
それでも、劇中に登場する場面にちなみ「唐揚げにレモン汁をかけるか?」という質問が出た際に、高橋は「僕は一緒に食べる人に合わせます」と女心をくすぐる回答をして、会場を盛り上げた。
ドラマはTBS系で17日午後10時から毎週火曜日に放送。