舞台「黒薔薇アリス」制作発表が2日、東京都内で行われ、石黒英雄、入来茉里、秋元龍太朗、杉江大志ほかが出席した。
この作品は、「失恋ショコラティエ」や「脳内ポイズンベリー」など数々の大ヒットコミックを生み出してきた水城せとなによる同名コミックを初舞台化。美しいバンパイアと人形のような金髪美少女の切ないラブストーリーが描かれる。
3年ぶりの舞台出演で、初めて座長を務める石黒は「初座長ということに不安はありましたが、すてきな作品、すてきな脚本、そして演出家のキムラ(真)さんがそろって、いい舞台になると思っています」とあいさつすると、「来てくださった方に強烈な印象を与え、後悔させない最高の舞台にしたい」と意気込んだ。
一方、ヒロインのアリスとアニエスカの2役を演じる入来は「(バンパイア役の)男性陣をいかにかっこよく見せられるかを気にしながら、原作の世界観を壊さないようなアリスを演じていきたいです」と力強く語り、秋元も「バンパイアという設定ですが、人間模様や人と人が関わったからこその切なさなどがキレイに描かれた素敵な作品」と思いを語った。
この日の会見では、石黒演じるディミトリ・レヴァンドフスキと入来のアリスのキービジュアルも初公開された。キービジュアルは、体を寄せ合ってソファーに寝転がる姿が映し出されたもので、入来は「この写真を撮影する前に、もっと接近した写真も撮っていたので、躊躇せずに意見を交わしながら撮影ができました」と撮影を振り返った。そして、「石黒さんが、右手をどこに置いたらいいか分からなそうだったので、『そのままお尻にどうぞ』って伝えました」と裏話も暴露。石黒は「その言い方は誤解を招く。ニュースに『石黒がお尻に手を置いた』って書かれちゃうから」と慌てた様子で入来を制止し、会場の笑いを誘った。
なお、この日の会見には柏木佑介、野嵜豊(劇団番町ボーイズ☆)、名塚佳織、演出を務めるキムラ氏、原作者の水城氏も登壇した。
舞台「黒薔薇アリス」は、5月12日~21日にZeppブルーシアター六本木で上演。