陸を演じた坂口健太郎

 映画『君と100回目の恋』の初日舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者のmiwa、坂口健太郎、竜星涼、真野恵里菜、泉澤祐希、月川翔監督が登壇した。

 本作は、葵海(miwa)の運命を変えるため、100回人生を捧げようとした陸(坂口)と、陸の1回の未来を守るため、自分の運命を決めた葵海が、時をかけめぐりながら思い合う純愛物語。

 miwaは「やっとこの日がきたのかとうれしい気持ちです」とあいさつすると、「こんないちずな男子の幼なじみはいないので、陸に『私のこと好きなの?』って聞くシーンは難しかったです。しかも初日の撮影だった。マネジャーを相手に何回も何回も練習しました」と苦労を明かした。

 一方、坂口は、撮影で難しかった点を聞かれ「ギターを弾きながら歌うので、ギターを弾き、歌を歌い、葵海を見詰める、全部を成立させなければいけないのが難しかった」としみじみと振り返った。

 葵海と陸の数多くの胸キュンシーンとドキドキするせりふが満載の本作だが、中でも、砂浜で坂口がmiwaの腕を引っ張り、二人が倒れ込むようにして抱き合うシーンは予告編でも公開され、話題となっている。

 このシーンについて竜星は「あのシーンは僕と(泉澤)祐希がお手本なんです。僕らが手本を見せたんです」と自慢げに明かした。

 坂口も「撮影前にやったら、なんかしっくりこなかったんです。そうしたら、横を見たら、二人がやっていて、それがピタッと収まっているんですよ。職人芸でした」と話し、「ちょっと悔しかったですね。男としてはうまくいかせたかったのに、(女性のmiwaを相手にやっている)僕はうまくいかず、男二人の方がうまいなんて…」とぼやいて、会場を盛り上げた。