NHK BSプレミアムのプレミアムよるドラマ「嘘なんてひとつもないの」試写会および会見が1日、東京都内で行われ、出演者の須賀健太、石井杏奈ほかが出席した。
CMプランナー・篠原誠氏の原案によるこのドラマは、“嘘”に傷ついてコミュニケーション恐怖症に陥り7年間引きこもっている主人公・真(須賀)が、「ドッキリ番組」の女の子・真琴(石井)にだまされながら“嘘の中の真(まこと)”に触れ、再び嘘まみれの世界に自分の足で立って生きる一歩を踏み出していく。
須賀は「SNSでつながる機会は増えているけど、本質的には臆病。コミュニケーションを取ることに対してひとつ壁ができちゃっているんじゃないかと思っていて…」と現代人の主人公にも通ずる思いを語り、伸ばしっぱなしの長髪で部屋に引きこもった生活を送る主人公を演じて「メイクや衣装によって助けられる部分がすごく多くて、それによって役に入っていく感覚がすごくある。今の僕が出せるもの全部を出せたかなと思います」と自信をのぞかせた。
また、共演した石井について「役が役でしたけど、すごくすてきな方」とタイトなスケジュールで撮影する須賀へホットアイマスクを差し入れてくれたことを明かし、「それがめちゃくちゃうれしかった。真くんと同じように心がけっこうズタボロになっていて、アイマスクで疲れを癒やしていました。感謝しかない」と振り返った。
これに石井は「私よりシーンが多いしスケジュールも詰まっていて、どんどん疲れていくはずなのにすごく元気でタフだなと思って。どうしたら疲れが癒やせるかなって考えました」とねぎらったという。須賀は「こんなことを考えてくれる共演者います? ちょっともう…」と感激に言葉を失っていた。
ドラマは3月7日午後11時15分から毎週火曜オンエア(連続4回)。