映画『ReLIFE リライフ』プレミア完成披露試写会イベントが8日、東京都内で行われ、出演者の中川大志、平祐奈、千葉雄大、池田エライザ、岡崎紗絵と古澤健監督が出席した。

 マンガアプリ「comico」で連載中で、アニメ化、舞台化、単行本化もされた漫画「ReLIFE」を実写映画化したこの作品は、27歳でニートの海崎新太(中川)が社会復帰実験プログラム「リライフ」に参加して高校生活を送るというもの。

 撮影当時、現役高校生ながら17歳と27歳を演じた中川は「現役の高校生として等身大で学生を演じられるのが武器だと思っていたんですけど、まず最初に27歳の役をいただくって聞いたときはびっくりしました」と心境を語り、「そういうのを一切捨てて、少しでも(同年代の)千葉くんに近づけるように、おじさんになれるように研究して想像して作っていった感じです」と千葉を“おじさん”呼ばわりして笑わせた。

 同じく27歳と17歳を演じた千葉は中川とまったく逆の立場となり、17歳役を演じた感想を問われると客席から笑いが起こった。「なんで笑いが起きるのか全く意味が分からない」と首をかしげつつ、「中川くんが27歳を演じるってことで、事前にどんな感じですかと聞かれたけど僕は全く参考にならないみたいで…。ちょっと若めなんでね。お役に立てず残念でした」とどこ吹く風でさらなる笑いを誘った。

 また、今年で高校卒業となる中川と平にサプライズ演出で卒業祝いを行う場面も。特注の卒業証書型ケーキが登場すると千葉がケーキに書かれたメッセージを読み上げ、池田が平へ、千葉が中川へそれぞれケーキを“あーん”と食べさせた。さらにファンから寄せられたお祝いメッセージがスクリーンに流された。

 中川は「卒業してちょうど1カ月くらいたつのですが、あらためて言葉をいただけるのはすごくうれしい。まさかこんなすてきなサプライズが用意されているとは思わなくて。本当にありがとうございます」と感謝を述べ、平は感動の涙を流しながら「卒業式は来週であまり実感が湧かなかったんですけど、高校生が終わるんだな、卒業するんだなって実感が湧いてきました。皆さんにもお祝いしてもらって、いい感じに新たな道に羽ばたいていけそうです」と喜んでいた。

 映画は4月15日から全国ロードショー。