出品者が支払う販売手数料は、取引額の5%と30セント。
Gumroadの画期的なところは、出品の手軽さと、こうした小額決済が可能な手数料体系だと、ライフハッカー[日本版]の常山剛編集長は言う。
「販売した分の金額を受け取るには(オンライン決済サービスの)Paypalアカウントを取得する必要はありますが、出品登録自体は数分で完了し、ランニングコストもありません。また、フェイスブックやツイッターなどソーシャルネットワーク上での販促に直結でき、販促にかける労力があまりかからない点も、特徴だと言えます」
こうした特徴から、Gumroadはアーティストやクリエイターが自分の作品を直販する手段として活用できるのでは、と期待されているのだ。今年2月にローンチされて間もないのに早くも類似サービスが続出している。さらに、有力なベンチャーキャピタルから110万ドルもの投資を受けたことも、注目を集める一因となった。
また、アメリカ発のサービスとしては異例のスピードで、日本語版が公開された。今後、Gumroadは日本のクリエイターたちにどんな影響をもたらすのだろうか。
「Gumroadは、言語の差によるコミュニケーションロスを小さくできるサービスだと思う。写真や音楽のような言語情報なしでも伝えられるコンテンツであれば、『国内販売で収益を上げるよりも、海外で売り出すほうが楽で利益にも繋がる』というケースは増えるのではないでしょうか」(常山さん)
仲介業者を挟まず、自分の作品を海外に“直輸出”できるGumroadは、海外志向の強いアーティストやクリエイターにとって重要なプラットフォームになるだろう。
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【関連サイト】
Gumroad (ガムロード) [ https://gumroad.com/ ]
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