映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』ブルーレイ&DVD発売記念イベントが22日、東京都内で行われ、ゲストとしてタレントの藤田ニコルと「R-1ぐらんぷり2017」で優勝したアキラ100%が登壇した。
この日、アキラは映画にちなんだ“ゾンビメーク”を施して登場。おなじみのお盆を使った裸芸を披露すると、やや引き気味の藤田に「これを見て大人への階段を上ってもらえたら」と爽やかに呼び掛けた。
「R-1」で優勝して以降「たくさんお仕事をいただいてうれしい限り。アルバイトもずっと行けていない状態」と喜びを口にしたアキラ。一方で「チャンピオンになったら寝る時間がなくなるとうわさは聞いていたけど、バイトの時より寝られている」とまさかの告白。バイトが朝早かった分、現在朝はゆっくりできるそうで「もしかしたらこのネタのせいでオファーが少ないんじゃないかと不安になっている」と“裸芸”ならではの悩みを吐露した。
報道陣から「確かにこの芸ではCMは難しい」と突っ込まれるも、アキラ自身は「(お盆の)裏にペランと協賛(名)をつけたら、良いCMになると思う」とアピール。藤田に勧められ、「TGC(東京ガールズコレクション)に出られたら売れたと確信できると思う」とファッションショーにも意欲を見せた。
優勝後は、街中で声を掛けられる機会も増えたというアキラ。外ではもちろん服を着ているため「チラチラ見られはするけど、(本人だと)確信が持てないのか『握手してください』とまではなかなか言われない」と明かすと「ただ、同世代の中年の男性はすぐ分かってくれて『頑張ってください』と言ってくれる。女性は断然少ない」と苦笑した。
これから歓送迎会の時期がやってくるが、裸芸を真似しようとする人たちに対しては「とにかく悪ノリだけはやめていただきたい。僕もしっかり鍛錬を積んでここにいるので、しっかり練習してからにしてほしい」とアドバイス。さらに「結局、最後見せるんかい!のオチはやめてほしい。それは一番冷めちゃうんで…、最後まで隠し切る。ルールはその1個だけ」と力説すると「あと屋外でやるのは絶対ダメ。これから花見のシーズンですが、やるなら必ず屋内で」と条例違反の恐れも指摘した。
優勝後、生活が一変したアキラだが賞金は「まだ入っていない」と報告。使いみちを問われると「100円ショップで買ってたお盆が販売中止になっちゃったので、優勝賞金を使ってでも再販してほしい」と商売道具への強いこだわりを口にした。
“100円お盆”ならではの良さがあるようで「めちゃめちゃ軽い。“アラウンド・ザ・ワールド”という技をやる時に(お盆が)重いと手首を持っていかれちゃう」と替えが効かないことを説明。「だいたい全部で15枚から20枚ぐらい持っている。ペコペコしちゃうので直しながら大事に使っている。終わった後は水拭き、カラ拭きしています」と笑わせた。