『ズートピア』もARLから生まれた

All Disney artwork © Disney Enterprises Inc. 撮影/つるたま

ディズニーの歴史が詰まったARL。

この膨大な資料はディズニー社のすべての社員に開放され、参照されています。

ディズニーアニメーションの過去の資料は、未来のディズニーアニメーションにも大きな影響を与えてきました。

−アニメーションの制作にARLの資料はどのように生かされていますか

特にアニメーションについて言えば、新しい作品を作るときに過去のアートワークを参照してインスピレーションを受けることがあります。

例えば、『ズートピア』の監督の一人、バイロン・ハワード。

彼は幼い頃から『ロビン・フッド』が大好きで、自分も言葉を話す動物を描きたいと思っていました。

そこで映画製作の初期段階で、ARLで『ロビン・フッド』のアートワークを見ました。

『ズートピア』は3DCGで作られましたが、彼らは『ロビン・フッド』のアートワークを参考にしたのです。

バイロン・ハワード監督も『ズートピア』のアニメーションは『ロビン・フッド』に影響を受けてこのクオリティになったと語っています。

 

監督は来日時のインタビュー(【ディズニー映画】TDSに比べて本家ディズニーはつまらない!? 監督が語る『ズートピア』街の魅力 - ウレぴあ総研ディズニー特集)でも、『ロビン・フッド』が大好きで参照したと語っています。

フォトギャラリー【写真5枚】ディズニー最新作『ズートピア』 バイロン・ハワード監督&リッチ・ムーア監督フォトギャラリー
「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます